Espressoを飲みながら

2002年03月09日(土) 二つのケーニッヒクローネ@三宮

 三宮の商店街をいくたロードのあたりで南に折れて進むと、
ケーニッヒクローネが見えてくる。言うまでもなく神戸の有名ケーキ屋さん。

 しかしよく見てみると、今日は少し様子が違うように見えると彼女が言う。
以前(注:ここのケーニッヒクローネにはものすごくたまにしかこない)来た時には
一軒だったのが二軒になっているように見えると。

 「そうかな?」と思って見てみると「行ってみようよ」と手を引かれる。
赤信号になりかけの点滅信号の交差点をダッシュ(真似しないように)。

 びっくり!。確かに店が二軒に分かれている。
一軒は普通の高級洋菓子店&喫茶店のケーニッヒクローネ、
もう一軒はセルフサービスのケーニッヒクローネの喫茶店だ。
メニューは概ね同じようなのだが、セルフサービスの方は比較的安い価格設定。
チョコレートパフェ&ドリンクで600円。別に全然安くはないが、喫茶店で飲むよりは安い。

彼女はベルギーホットチョコレートを注文。チョコをどろどろに溶かしたドリンク。
350円なり。濃厚な味。熱い時に飲むとあんまり味わかんないかも。

 セルフサービスに抵抗はないけれども、従業員の数が足りていない感が
あった。結構待たされた。言い換えるとかなり人気の様子だった。
以前からある喫茶店形式の方もやはり流行っていた。

 やっぱりケーニッヒクローネのような洋菓子店でも、時代の傾向に合わせて
安価にお茶と御菓子を楽しめるスペースを作り出したのかしら。
生産者より消費者が強いと言われるこの時代、老舗といえども胡座をかいている
訳にはいかないのだろう。

 その意味で同店はよく人々の嗜好の移り変わりに対応できているわけで、
あの有名な「パンなのか?パイなのか?」のキャッチフレーズはこれからも
この街に響き続けるのだろうなと思った。

 


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空遊 [MAIL]

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