2002年04月12日(金) |
御影高杉のフレンチローストコーヒー |
春麗らかな午後、阪急御影駅(神戸市東灘区のほう、北海道の御影では無い)近くの、 高杉(ケーキ屋のほう、林業関係の会社ではない)の前を通った。 珍しく人が空いている。普段は前を通っても、いつも人でいっぱいで、 なかなか中に入れなかったりする。あまりに混むせいだろうか、とうとう 二階にレストランがはいっていたのを改築してサロンにしたようで、今月から 店鋪が広くなった。ところがそれでも混んでいて、今度は二階までも満席の様子。
今日入らなかったら、次いつ入れるかな?と思って、新しくできた二階の サロンに入る。客は僕以外誰もいなかった。白を基調にした洒落たインテリア。 奥には高級なソファー席があったが、さすがにこれは1人では座りにくい。 3、4人以上用、という感じだった。メニューはもとからある高杉と変わらない。 紅茶、ケーキともにおいしいが、安価とはいいにくい値段なのも相変わらず。
これはこのお店に限ったことでは無い。この地域は物価が高い。 外車は多いし、お屋敷もたくさん。ひょっとしたら僕はこの地域の収入ワースト10くらいには 入ってるかも知れない(笑)。要するに高いケーキや御茶をばんばん食べまくって飲みまくっても 全く懐の痛まない人達がいっぱい住んでいるのだ。
僕としては高級喫茶ばっかり作らずに、500円以内でおいしく食べられる お店とかあれば嬉しいのですが(生活者の声)。
メニューを見ていて、クレープシュゼットを発見。これは空遊の大好物。 以前はアンリ・シャルパンティエ御影店でよく食べていたのだけれども、 アンリ・シャルパンティエ御影店が去年12月31日付けで謎の閉店をして以来、 久しく食べていなかった。これに決定。ドリンクは、、、今まで紅茶しか この店で飲んだことが無かったので、フレンチローストの珈琲を試してみる。
突然、白衣姿の近所の和菓子屋さんの御主人が店に入ってこられた。 作業着である白衣のままなので、一瞬ここの職人さんかと思った。 店の綺麗なのにびっくりしていた様子だった。 「こんなけ改装したら1000万円は下らんでー。」とか言ってた。 「いやー、こんなきれいなとこやったらもっと綺麗な格好してきたらよかった。」 「眺めの綺麗なこと、綺麗なこと。」 なんだかはしゃいでいるのか、慣れないところで緊張しているのかわからないが、 喜んではいるようだ。
職人さんのおっちゃんと世間話をしながら高杉でクレープを食べることになるとは 思わなかった(爆)。
さて、クレープシュゼットは流石にそつなく美味しかった。 そして、意外にも(失礼)、フレンチローストのコーヒーがめちゃくちゃ 美味しかった。珈琲についてはアンリ・シャルパンティエより西村珈琲よりダンケよりも美味しい(ローカルな比較でごめんなさい)。 今まで知らなかったのは店のインテリアがあまりにも紅茶に似合うので 珈琲をたのんだことがなかったからである。
なんだか元気になった。また来よっと。
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