2002年04月18日(木) |
書評:ビジネス版悪魔の辞典 |
ビアスの悪魔の辞典という本がある。 知る人ぞ知る名作だ。誰でも知っているような言葉を 素晴らしく皮肉な毒舌で定義している。 それだけで一冊分厚い本を書けるのも凄いことだ。
最近、本屋で似たような本を見付けた。 ビジネス版悪魔の辞典(山田英夫著、日経ビジネス文庫) という本だ。ただしこちらはビアスのように風刺することが 目的では無く、ビジネス用語の本当の意味を知ってもらうことが 目的である、と書いてある。
内容は当たり外れがある。そんなに面白く無いものもあるし、 思いっきり笑えるのもある。ビアスだってそうだったのだから 仕方あるまい。空遊の「人間の辞典」だってそうだし。
この「ビジネス版悪魔の辞典」、今は文庫版で524円+税で買える。 値段分くらいは十分笑える。暇な人にはうってつけ。 以下、空遊が気に入ったものをいくつか紹介する。
採用担当者:嘘を付くことを公に認められた職務。 失敗しても、責任を問われないことで有名。
ファイリング:二度と使われない書類を整然と保管する作業。
ハッカー:セキュリティ・ソフトの販売促進員。
ソフトのインストール:失敗を繰り返すことによって、コンピュータの ロジックをユーザーに学ばせていく体験学習。 自学自習が主眼のため、問い合わせの電話は つながらないようにしてある。
当社にはなじまない:「私は好きでない」というときに、 主語を曖昧にするために使う言葉。
笑えた???
ビジネスの勉強にもなるので、御一読あれ。 なお、ここまで推薦したので怪しまれるといけないので書いておくが、 空遊は著者のまわし者ではないし、日本経済新聞社の株主でもないし、 悪魔のつかいでもない。ただ単に面白いから紹介したのみである。
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