2002年10月26日(土) |
声に出して読みたい日本語 |
声に出して読みたい日本語 という本が、ちょっと前に巷で 流行っていた。この前、ジュンク堂−ほとんど私立図書館のように 使っているのだが−で目に付いたので、ちょっと読んでみたが、 あんまり声に出して読みたいとは感じられなかった。
なんだか教科書のどこかで読まされた記憶がありそうな言葉 ばかり。名文であっても、良い思い出がない。
学生時代、国語の授業が余りに退屈なので文学年表のようなものを 1人でずーっと読んでいた。とっくに読み終わっているところに ついての凡庸かつ単調な先生の解説を聞いて脳味噌が腐った死体 になるよりは、まだ古今東西の名文が載っているだけ刺激的だった からだ。しかしながら、あくまで暇潰しなので、やはり良い思い出 ではない。刑務所に入って、たくさん読書する人がいるそうだが、 なんかそんな感じに近かった。
「今さら声に出して読んでもなーっ」と思う。
中原中也は別として。
また、名文であっても時代背景が違いすぎて感覚が同調できない というものもある。価値観とか生活感とか道徳観とか。
やっぱり空遊くらいになるとテレビ、漫画世代なのかもだし。
じゃあその中から声に出して読みたい日本語として挙げたいものは、 となると、大体が「ジョジョの奇妙な冒険(第1部)」からとなる。
一番記憶に残ってるのは、
「波紋の賛歌は人間賛歌!人間賛歌は勇気の賛歌ぁっ!!!」
です。さあ、みなさん御一緒に。声に出して読む、できれば叫んで ください。せーの!
「波紋の賛歌は人間賛歌!人間賛歌は勇気の賛歌ぁっ!!!」
どうですか?すこし元気になったんじゃないですか? え、訳がわからない。それは、、、本屋さんか漫画喫茶に行って ジョジョの奇妙な冒険(集英社)の第一章を読んでくださいませ。
えっと、上のを読むのがためらわれる方は、、、
「震えるぞハート!燃え尽きるほどヒート!」
というのもあります、、、。 どっちも同程度かも。
あと、英語だったら「ナイトライダー」でなんども出てくるのですが ナイト氏が死ぬ間際にマイケルに語った、 "One man can change the world." が印象に残ってます(笑)。
なんだか昔読んだものばかりで、漫画ですら最近は読書を さぼっているのかしらと反省したりして(汗)。
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