にゃんことごはん
ごはん



 けつまずく

夜、暗い廊下を歩いているとき、突然、けつまずくことがある。

犯人はポッポ。黒猫だから見えないところにもってきて、他の猫だと向こうがサッと私をよけてくれるのに、ポッポはでーんと座ったまま。「おっと」となるのである。
ポッポは「ボク、ここにいるのに」とでも言いたげに「ひにゃー」と鳴いて去っていく。「ごめんごめん」と言うと、チラッと振り向くが、その目のなんとも恨みがましいことったら……。

ところが、もう一猫、けつまずきの原因が現れた。言わずもがなの、鈍くさいキラリンである。こちらは、キッチンに向かう私の足元に擦り寄ってくる。もちろん、ほかの猫も「ごはん、ごはん」と擦り寄ってくるが、彼らにけつまづくことはない。
何ゆえ、キラリンにだけか。

ほかの猫は歩を進める私の両脚の外側からスリスリするのに対して、キラリンは外側からスリスリ、足の間に入ってスリスリ、と8の字を描くようにまとわりつくからだ。その結果、私はキラリンと絡まる形で、「おっとっと」となる。
キラリンのキラリンたる所以は、そうなってもなお、8の字攻撃でウロウロするところ。仕方なく、私はキラリンを抱き上げてキッチンに向かうのだった。

◆乾燥している。リュウも喉が痛いという。「喉が痛いといいながら、半袖はやめなさい」と長袖着用を強制執行。

* 朝−クリームスープ、卵焼きと野菜入りさつま揚げ、ベビーリーフとハムのサラダ
* 夜−五目ワンタン、春菊のお浸し、さつま芋と厚揚げの煮物

2002年01月31日(木)
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