にゃんことごはん
ごはん



 お相伴

夕飯のとき、好きそうな匂いがするとすかさずテーブルにあがってくるのが、ニャン、ショー、ポッポ、練々だ(あれれ? みんな男の子じゃないか)。

でも、彼らもいつもいつもというわけではなく、メニューによって微妙に顔ぶれが変わるのが面白い。
お魚系(干物とか、焼き魚とか)に目がないのが、ニャン、ポッポ、練々で、お肉系(焼肉とかローストしたチキンとかポークとか)に目がないのがショーと練々。つまり、練々はいつもテーブルの上にいるのだ(笑)。
テーブルに乗ってくる事はなくても、チーズ系の料理に敏感なのがキラリンで、ショーと「チーズ掠め率ナンバー1」の座を争っている。

さて、今日の夕飯のメニューに馬刺しがあった。鼻をヒクヒクさせながらやってくる練々。フンフンとその辺の匂いを嗅ぎながら馬刺しに近づいていく。
で、狙いを定め、そっと手が出る。
ここで「こら!」と阻止され、あわてて引っ込む。で、最初に戻り、鼻をヒクヒクさせ……となる。
何度か繰り返したところで小さな一切れをあげると、匂いを嗅ぎ、ちょっと舐め、それからおもむろに前脚の爪にひっかけてすくい上げるとパク。あとは、おいしそうに口の周りを舐めていた。

さて、そうなると納得できないのがショー。テーブルの上にあがって、しつこくしつこく練々の口の匂いを嗅ぎ、私の顔を見、練々の口の匂いを嗅ぐ。
「なんで、なんで、ボクの知らない間に、こんなおいしい匂いのものを!! なんでなんだよー」と責められているようで、今度は練々とショーにひと切れずつ。
双方、匂いを嗅ぎ、チョイとつついてパク。あとは満足そうにペロペロと毛づくろいをしていた。

そこにやってきたのが、ジュリナ姫。「わたしも、わたしも」と催促したものの、目の前に置かれた馬刺しに困ったような情けないような顔をして鳴いていた。が、そのうちテーブルを降りた。残った馬刺しはショーがおいしくいただいてしまった。

◆最近、リュウの食欲に食事の支度が追いつかないもので、小腹が空いたとき用にカップなしの即席麺を買った(丼に麺とスープを入れてお湯を注ぐ、というヤツ。昔々のチキンラーメンみたいな感じ。化学調味料を使ってない、ということで、体調が悪いときに化学調味料をとるとむくんでしまう私でも大丈夫かな、と思ったのだが、さてはて)。
通販で見つけたのだが、味は割とアッサリしていて悪くない。市販のカップ麺と比べてもそう高くはないし、まずまずと思っていたのだが、気がついたら予想以上に減っている。もともと休日のリュウのオヤツ用というつもりで買ったのに、いったいいつ食べているのだろう、と疑問に思っていたのだがこのたび解明した。
夕食後に食べていたのだ。使った丼は自分で洗ってしまっていたので、気づかなかった。しかし、あれだけ食べたあとに、ですかい? と思うと、呆れるよりも先に驚いてしまう。
リュウとしては言い訳もあり「普通のカップ麺は胸焼けしちゃうから晩ご飯の後にはあまり食べたくないんだけど、これは、あんまり胸焼けしないから、つい食べちゃう」。いいんだか、悪いんだか。
これでさらに、給食のとき余った牛乳をもらったから全部で三本飲んだとか、ご飯を二回もお替わりしたとか、みんなが残したパンだの果物を全部もらったとか……他所様と同じ給食費でいいんでしょうか、と毎月悩む母であった。

* 朝−雑炊(昨日の鍋の残り+卵、ネギ、しいたけ)←これだって、ラーメン丼ぐらいの量があります!と私は強調したい。
* 夜−馬刺しwithベビーリーフ、茹で豚と野菜の炒め物(大根、セロリ、タマネギ、春菊、マイタケ)、切り昆布と揚げの煮物、トマトとネギとワカメの中華風スープ

2002年11月12日(火)
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