にゃんことごはん
ごはん



 振り返れば1年前……

春だなあ、と桜を眺めつつ、去年は桜の開花が早かったんだよなあ、と思い出していた。

去年の今ごろは、あみっちが脱走中で夜毎、捜し歩いたんだっけ、とか。
預かって半年ほどになっていたキラリンをうちの子にする決心をしたんだっけ、とか。
練々が我家にやってきたのも、今ごろだったっけ、とか。

もう、1年たったのだ。

今でも明け方目が覚めて、屋外で鳴いている猫の声を聞くと、ふとあのころの心情を思い出したりする。たいてい、そんなとき、あみっちが音もなくやってきて、私に頭突きをかましてポンポンをせがみにくる。

パソ前にいる私の膝に乗るときと、寝ている私にポンポンをせがむ以外は、触らせない、抱っこもさせないという家庭内野良だったあみっち。今でも家庭内野良であることに変わりはないけれど、膝に乗ってきたあみっちだったら、抱き上げることができるようになった。以前は、膝に乗ってくるのはOKだけど、その体勢から抱っこしようとすると逃げられていたのだ。大した進歩だ(はっ、と我に返ると、あわてて逃げ出すけれど)。

キラリンは最近、口だけニャーに足元8の字すりすり攻撃のあわせワザで、煮干や鰹節をねだるようになった。これは、なかなかの高等テクで、まず、私が振り向くまではか細い声で鳴く。振り向いた途端、口だけニャー。私が立ち上がると、口だけニャーをしながら、両足の間を8の字を描くようにスリスリする。歩きづらいので、私はキラリンを抱き上げる。とさらに、ペロペロと手を舐める。私、腰砕け……。

練々は……言わずと知れたデブで甘ったれだ。毎晩、食卓に乗って、人間の晩ご飯のオカズチェックに余念がない。何しろ、私が晩ご飯の支度のためにキッチンに入ると、いそいそとテーブルに乗って待っているほどなのだ。たまに、そのまま眠っていたりするのが、ショーと似ている。リュウに言わせると「練々の教育をショーに任せたのが、間違いのもと」だそうだ。

そうそう。先月の日記で間違い発見。3月11日、ポッポとジュリナが来た日、と書いたけれど、彼らが来たのは2月だった(たぶん)。その日は、フィズとザビエル(現・雅さんと公太郎)が旅立った日だった。

しばらく我家で同居していた、フィズ&ザビエルとポッポ&ジュリナは血縁だ。ザビもポッポもジュリナもフィズの子どもなのだ。時間的にはフィズ&ザビが我家に来て、しばらくしてからポッポ&ジュリナが来た。で、久しぶりに対面したお母さん(フィズ)からポッポは「シャー」と攻撃されてしまったのだった。

時間のたつのは早い。ニャンが我家にやってきたのは、リュウが2年生の暮れだった。あれから、3年余。リュウも6年生になった。

◆今日は、リュウの学校の始業式&入学式。5年前、新入生として6年生に手を引かれて入場したリュウが、今日は新入生を迎える立場。おまけに、クラスのプラカードを持って、1年生を先導する役なのだそうだ。160を超える身長のリュウに続く1年生は、たぶん100センチそこそこの身長だろう……想像するだけで笑えてくる。帰宅したリュウは珍しく「いやあ、緊張したよ〜」と声変わりした低音で笑っていた(でも、仲のいいお友達とクラスが分かれてスネていたあたりは、まだまだ小学生)。

* 朝−鮭の塩焼き、菜の花からしマヨネーズ和え、蕪と揚げのみそ汁
* 昼−うどん(牛肉、ネギ)、蒸し鳥とアスパラガスの胡麻和え、ワカメと桜海老の酢の物
* 夜−豆アジの南蛮漬け(タマネギ、ピーマン、ニンジン)withトマト、ウドと鶏皮のキンピラ、ゴボウのサラダ(ゴマ)、キャベツとナガネギのチキンスープ

2003年04月07日(月)
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