にゃんことごはん
ごはん



 世間は仕事始めだが、「かわいいのが仕事」な猫は年中無休

だれが言ったのか、猫というのは「かわいいのが仕事」なのだそうだ。
この言葉を知ったのは、悪名高き某巨大掲示板でなのだが、思わず手を打ってしまった。

犬のように盲導犬、聴導犬、災害救助犬(だっけ?)、警察犬などといった社会的な使命を負うことなど、まず考えられないのが猫だが、でも、そういう基準で計れないのが猫の価値だと猫好きは常々思っているはずだ。
ソファや布団におしっこされようとも、壁紙や絨毯で爪研ぎされようとも、枕やベッドを占領されようとも、食事中であれ容赦なく膝に乗ってこようとも、忙しいときに限って「遊べ」と玩具をもってこようとも……そんなこたあ、どうでもいい。
すりんと、やわらかい身体をこすり付けられたり、ぷにっとした肉球を押し当てられたり、あるいは上目使いで眺められたりするだけで、いい。そのうえ、声を出さない口だけニャーなどされた日にゃ、鳴き声の替わりに天上の音楽も聞こえようというほど、腰砕けになる。これが、正しい猫下僕のあり方だと、私は思っている。

社会的な意味で「役に立つ」からではなくて、そこにいて、丸くなったり、長くなったり、背中を見せたり、おなかを見せたりしてくれるだけでいい。気が向いて膝に乗ってくれたり、手をなめてくれたり(ついでにふみふみと爪を立ててくれたり)するだけでいい。

そして、猫同士、毛づくろいをしたり、じゃれあったり、団子になったりしている姿を眺めることができたら、この世の至福だ。

ほんと、「かわいいのが仕事」とは言いえて妙だ。
え? 不細工な猫はどうするって? そりゃーもう、不細工な猫ほど、かわいいに決まってるじゃありませんか(←単なる猫バカ)。

◆喉の腫れも微熱も引かない。あーもう、うっとおしい。若いころは滅多に寝込まなかったし、寝込むときはガーッと熱が出て、そしてあっという間に下がって、すっきりだった。年をとると、何事もキレが悪いというか、ダラダラというか。リュウを成人させて、猫7匹を看取るまではくたばるわけにはいかないので、ポックリ逝くのは、まだ望めない。はあ、やれやれ、とぼやいていたら、十ほど上の女性に「それ更年期よ。思春期と一緒で、過ぎればサッパリするよ」と言われ、嬉しいような、悲しいような……。

* 朝−チーズトースト、キュウリのスティックwithツナディップ、ピーマンとキャベツとじゃがいもと蕪のスープ
* 昼−磯辺巻き、卵と水菜とワンタン(豚肉、ナガネギ、しいたけ)のスープ
* 夜−豚鍋(白菜、小松菜、大根、しめじ、下仁田ねぎ、豆腐)、数の子、ブロッコリーとタラコのサラダ

2004年01月05日(月)
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