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■ 雨の音? 窓に映るは蒼い空 音の正体 顔洗うレン
神秘になりきれないひょうきんさのため、我が家では「神秘」ならぬ「珍味」のオッドアイと呼ばれている練太郎には、いろいろな逸話があります。 そのなかの一つが、レンの毛づくろいは雨の音。
猫ですから、当然、毛づくろいはします。もちろん、レンだけでなく、ニャンもショーもキラも。 丁寧に丁寧に毛づくろいするのはニャン、毛づくろいするときもピンッと後ろ足がまっすぐ天井を向いているバレリーナのようなショー、ひっくり返りそうになりつつもニャンなみに丁寧に毛づくろいするキララ。 で、レン……。 どういうわけか、ピチャピチャ……ッチャッチャ……音がするのです。 ちょうど、雨だれの音のように。 音がするのは(少なくとも私の耳に聞こえるほど音がするのは)レンだけです。
朝、「ごはん、ごはん」と起こされて寝ぼけ眼でごはんをあげて、ついでに洗濯機を回し、まだ目覚めきらぬまま、ぼさ〜と居間の椅子に座っていたりするとき聞こえてくる雨音……。「え? 雨? 洗濯機回しちゃってるよ」と思いつつ窓を見ると広がる青空。「???」と部屋を見回すと、猫炬燵の上で食後の毛づくろいをするレンの姿。 あるいは夜、さあ寝ましょうと布団に入り、うつらうつらし始めたとき、聞こえる雨音……「おっかしいなぁ。予報じゃ雨なんてヒトコトも言ってなかったのに」と思いつつ、首を巡らせると、窓際で就寝前の毛づくろいするレンの姿。 と思えば「ああ、またレンレンか」と油断していると、本当に雨が降っていたり……なんてことも、あります。
なぜレンが毛づくろいをするときだけ音がするのか、謎です。 そういえば、レンは舌が長いのか、よく歯の隙間からはみ出していたりして、それはもう間抜けで可愛いのですが、それと関係あるのでしょうか? 今のところ、猫の毛づくろいの音がうるさいとか、雨音に聞こえるとか、指摘された方の日記やブログに出会ったことがないのですが、私が知らないだけで、これはポピュラーな現象なのでしょうか?
今日は、1週間ごとの天気予報で最初、午後からお天気が崩れると言われていたので(昨日の時点では「曇り」、午後にわか雨があるかも)、朝起きたとき雨音が聞こえて「うわ、午後からじゃないのかよ」と思ったら、レンの毛づくろいの音でした、という落ち。
まったく、正月早々……これだから、「珍味」のオッドアイといわれるんだよ、レンレン。
ちなみに練太郎の名前は、次に男の子の猫が来たらこの名前にしようと決めていました。 「太郎」は、我が家の男の子猫全部につきます。最初の運命の猫をリュウが「ニャン太郎」と命名したときに、決めました。次にきたのは、アメリカンショートヘアーだから、ショータロー(安易w でも、実は鉄人28号世代の私、正太郎という名前にはちょっと憧れもあったりしたのは、初めて明かす事実)、たまたま預かりから内の仔になったのがポッポ太郎だったのは、ポッポもまた運命の猫だったのだと信じてます。 で、「練」は当時、嵌っていた小説の登場人物で、ちょっと謎めいて頭のいい、中身いっちゃってる美青年の名前でした。で、我家にやってきた神秘のオッドアイ。ちょっと前の日記にも書きましたが、あみっち逃走のときの夢のこともあり、これはもう「練」太郎でしょう、と。
ところが、コイツは違う方向に「いっちゃてる」おとぼけ猫でした。 何せ、醗酵中のまんじゅうだし、ぶーちゃんだし、おまけに、まんじゅうでも、ブーでも振り帰るし。白猫らしく甘ったれで、甘えることに関しては、ニャンよりもよほど頭が働きます。 でも、なんか間抜け。なんか、どんくさい。だから、妙に可愛くて可愛くて、「もう、ぶーたんったら、しょーがないですねー」とか言いながら、目やにを拭いたり、出しっぱなしのベロを突付いて仕舞わせたり。
長生きして、これからも「珍味」ぶりを振りまいてね、練。
2013年01月05日(土)
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