妄想と本と子供の遊び 2002年01月20日(日)
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眠っていた。
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ベランダを見ると、何故か機動隊の盾がある。
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掃除をしていて見つけたものは、奇妙な形のボルト。
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機動隊の盾をクーラーの機械の前に立てかけたら、抽象画のようで絵になるようだろう。
いや、盾を描きたいのなら、盾だけを描くのもいい。
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何を描きたいのかなんて、いまだに分からない。
昼間に見る軽い夢以外に、夢なんかない。
画像のイメージが浮かんでは消える。
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浮かぶだけでもマシか。
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盾の上に思い浮かぶ人の姿。
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見る映画は戦争映画ばかり。
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見るとツラクて、体がすくむ。
映画なのに。割り切れない。
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金曜日は本を探していた。
昔池袋中央図書館で借りた透視図法と構図の本。
題名は恐らく、「絵画空間の図学」という本なんじゃないかと思う。
あれを手に入れたい。きっとネットでなら見つかるだろう。
そう思ったらいてもたってもいられなくなって、いろいろ必死に探すが、販売している店は見つからない。
唯一の手がかりは国会図書館で、かろうじてその存在を確かにする。
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土曜日は図書館に。
ふらりと、技法書を目にする。
私の知らない世界がたくさん。学生の時に、技法書・美術書は相当読んだと思っていたが、そんなのは氷山の一角。まだまだ知ることはたくさんある。
それを知って気が遠くなる。
知れば良いというものではないが、学生の頃から時が止まっているような気持ちに襲われた。
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チビは恐竜の図鑑を借りる。
何度目だろう?同じものを借りている。
ビデオやテレビは一度見たらそれで気が済むクセに、本だけは何回も何回も読むのは不思議だ。
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日曜日。
以前、車で相棒と道に迷って辿り着いた公園を探して、自転車で旅に出る。
2時間経っても辿り着かない。だんだん気が沈んでいくチビを励まし、「冒険だ!」と勇んでいっても、地図は古く、ないものはない。
くたびれ果てて、お友達のうちに初めて、休日に押し掛ける。
チビは途端に水を得た魚。
部屋の中でも、近所のなんの変哲のない公園に行っても、狂ったように遊んでいる。
12時の鐘がなり、食事時だからと別れようとすると、二人して泣きじゃくっている。なんて仲が良いのだろう?
うちに帰ると大人しく、大人しすぎるくらいに静かに、食事ができるのを待ち、食べる。そしてお昼寝。母もいつも通り一緒に布団に入ってしまう。
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そして起き、ベランダで煙草を吸う。
寝起きの混乱した頭で、夢を見る。
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ポカホンタスの戦争の歌。
弓を射るジャムカと、火に包まれる記憶。
ジャンヌの炎。
by HPY
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