絵画制作日誌    Diary INDEXBACKNEXTHOME GALLERY


知人の個展。科学博物館。         2002年05月18日(土)

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今日は小山ゆう子さんと武田晶子さんの個展を見に行った。
偶然にも両方とも銀座1丁目9番地。会期も同じ。
両方ともファンだから行かねばならぬ。(^^)v

相棒は今日も仕事。職場の引越につき合うんだそうだ。
社員でもないくせに(傭兵のくせにと)ちょっと思う。

まぁ、いいや。チビも連れていく。
チビはあんまり美術館とか好きじゃなくて、まぁ4歳で美術館大好きだったら将来画家にせねばなるまい。(^^;

「上野の動物園に行こう」とか言葉巧みに誘って出かける。

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まず武田晶子さん。小野画廊。
去年よりも洗練されているなぁ。女の子可愛いし。
テンペラだと思ったら、日本画だった。綺麗だったなぁ。
販売済みもたくさんあって、ちょっと胸算してしまった。さもしい。

チビは好きかな?と聞いてみたけれど、全然面白くない、と言っていた。
しつこく、好きなのはないか、と聞いたら、鳥がラッパを持っているのだけ好きだ、と言っていた。チビの基準はよく分からん。

でも、迷える大人よりも率直で面白いのでいろいろご意見伺う。

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小山ゆう子さんの絵は初めて見た。ホームページで惚れたんだよね。

モデペの上に自由に色を乗せている。やっぱり身近なものが好きだったな。
チビがまず洗濯ばさみを発見。(洗濯ばさみが散らばっている絵)
ヘアピンが散らばっている絵を、わたしは気に入った。

なんというか、具象なんだけれど抽象で、抽象なんだけれど生活感があるような。以前惚れた絵と感ずるところは同じ。

小山ゆう子さんとは少し話す機会があって。
おんなじ大学出身で、千葉県に関連があって、子持ちママ、テンペラ描き、小品好き、と共通点はたくさん。チビもお菓子を貰ってくつろいでいる。

最後に気軽にぺたぺたとハンコをキャンバスボードに押した。
これが面白い。チビもものすごくはまっていた。(^^)

銀座フォレストは、5階でコワイエレベーターを登らなくちゃ行けなくて、行きづらいのだが、今んとこハズレなしだなぁ。良い画廊じゃ。

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大人の栄螺それからチビ本題の、上野の科学博物館に行く。
上野に行くからには雪舟展も見たかったけれど、殺人的に混んでいるという噂を聞いて断念する。

動物園に行きたいのかなぁと思っていたんだけれど、チビは意外にも理科系ネタに興味深々らしい。図鑑が立体であるだけで興奮している。

恐竜の骨、ほ乳類の骨、天と星の隕石の映画を見て、知識欲満たされる喜びを味わっている。

理科の実験のような遊べる部屋があって、手回し電動機とか、衛星放送のでかいアンテナみたいな通信システム(?)とか。時間切れで途中で追い出された。

チビはちと気が弱いのか、図々しくなく行儀がよいと言うべきか、並んでいるつもりでも他の子供にどんどん面白そうな道具を先取りされちゃうんだよね。

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夕方、どんどん上野の森が暗くなり、チビは突然恐怖心にかられ、ものすごくビビってパニックになっていた。

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大人の栄螺夜、トマト・ナス入りカレーを作る。

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いつものように、添い寝で眠くなる。
するとチビが「ママ、起きて、仕事して。」と言う。

優しい子じゃなぁ。(T▽T)
夜中、少し制作する。30分くらいでもすごく描けるものじゃ。
もしかして、もう段取りはついているのかもしれない。

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相棒は明日も仕事らしい。

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今日はいい日だった。
他の人の活動を見て、焦ったりしなかった。
久しぶりに、他の人の絵を見ていい気持ちになれたなぁ。

by HPY


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