「♪なんてったってアーイドール・・・って歌、知ってる?」
と、小泉首相が都議選候補者とのポスター撮影の合間にマスコミにふと言ったそうです。
言うまでもなく、「小泉」今日子が、かれこれ17,8年前にヒットさせた歌の一節ですね。
まさに世は小泉人気です。そして真紀子人気、更に最近は塩爺こと塩川正十郎財務相にも妙な人気が集まり、
90%近い支持率・人気に野党も攻め手を失っている感じですね。
国会で小泉首相や田中真紀子外相を追及しようものなら、抗議のメールが殺到する有様だとか。
NHKの国会中継は異例の高視聴率13%を記録したそうです。
政治への関心が高まる事は良い事ですが、その一方で野党、そしてマスコミから危惧の声が上がっています。
つまり批判が許されないかのような風潮は不健全だ、問題がある、という事でしょう。
一般論としてはその通りだし、私も同意するのですが、
つい先日まで森政権に対して、あらん限りの非難・罵倒の嵐が浴びせられていた事は
果たしてそんなに「健全」だったのかと疑問も涌きます。
日本人はよほど談合や根回し、調整型密室政治がお好きなようで、常日頃リーダーシップの欠如を嘆いていたかと思うと、
石原都知事や田中長野県知事、それに小泉首相と持論を述べて大衆にアピールする政治家はすぐに
やれ独裁だ、ファッショだヒトラーだと批判を始めるようです。この点ではマスコミも同様ですね。
つまり国対政治、密室政治と言う枠の中で野党もマスコミも時の政権批判をしていればよいのであって、
国民大衆にアピールするのは自分たちだけという夜郎自大的思いこみがあるので、
権力そのものが直接PRする事には拒否反応を示すのでしょう。マスコミにも意識改革が必要ですね。
ところで田中真紀子外相、ナニかと物議をかもしてますね(笑)。
現時点では外相失格とワタシも思いますが、それでも真紀子批判にシンパシーが沸かないのは、
その急先鋒が外務官僚上がりの野党議員だとか、利権と癒着した旧竹下派議員だのと、
今現在、大衆に蛇蝎の如く嫌われてる連中だからでしょう。
「なんてったってアイドル」で思い出しましたが、昔、「ナッキーはつむじ風」という榊原郁恵主演のアイドル・ドラマが
なかったかな?(笑)ナッキーならぬマッキ-は、まあ、話題は提供してくれる外相ではあるでしょう
それで政治に関心持った国民が良し悪しを判断してくれれば御の字ですが。
そう言えば小泉氏も、野党第1党民主党党首鳩山氏も、同じく世襲議員なのに鳩山氏にはさっぱり人気が集まらないですね。
永田町では「宇宙人」と呼ばれている鳩山氏だそうですが、あまりにぶっ飛びすぎていて、
「永田町の変人=普通の国民」(首相CM)にはかなわない??