昨日もちょっと書いた、社民党の選挙向けCMが、
「他党への誹謗中傷」になるとして民放各局から
放映に難色を示されているそうです。
CMの内容は、明かに小泉首相を思わせる政治家(手のみ)に
握手を求める群衆をバックに、
「本当に怖い事は人気者の顔をしてやって来る」とのナレーションがかかり、
最後に土井党首のアップで、「戦前へ走らない道を」云々、というもの。
つまり小泉首相の目指す道は、戦争への道だと言いたいわけです。
私はニュースの中で紹介されていたのをちょっと見ただけでしたが、
別に問題はないんじゃないかと思いました。
これは単に普段の社民党の主張をそのままCMにしたものです。
だから、もしこれが誹謗中傷なら
社民党の主張自体が誹謗中傷と言う事になってしまいます。
でもそれは放送局が決めるのではなく、国民、有権者が決める事です。
そもそも、政党の主張、他党への批判は誹謗中傷と紙一重であり、
現に欧米なんかはもっと過激な対立党への攻撃CMをやっています。
私は社民党の主張そのものは全く支持しませんが、
でもこのCMの放映は支持します。
つまらんイメージCMより遥かにましだと思います。
選挙は戦いなんですから、これくらいどうって事ないでしょう。
で、私も思いつきました。
とある社会主義の大国を思わせる国の軍事パレードに列席して感激する
女性党首の映像を背景に「本当に怖い事は正義の仮面を被ってやって来る」
ってCM(笑)。これは誹謗中傷じゃないです、社民党の言うように。
でも日本でこの手の批判合戦をやってた日には、殺伐としたものになりそうです。
やはり日本の土壌には合わないかもしれません。