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2002年04月14日(日) 社民党を襲う自爆テロ?!

昨日、Web日記について書きましたが、
これは私人が私的な事柄について記す事で生じる、感情レベルの問題です。
しかし、公人が公的な問題について発言する場合は、当然批判対象でしょう。

何かと話題の社民党で、原陽子議員がまたやらかしてくれました。
以下は毎日新聞HPの記事です。

秘書給与疑惑:
「流用持ちかけられた」社民・原陽子衆院議員


 秘書給与疑惑に揺れる社民党の原陽子衆院議員(27)=比例南関東=が
 13日、00年6月の衆院議員当選後、公設秘書給与の流用を同党関係者から
 持ち掛けられていたと、自らのホームページ(HP)で明らかにした。

 ホームページ「原よう子と未来の風」の同日付けコラム「ホッと一言」によると、 
 原氏の地元・神奈川県相模原市の党関係者から「政策秘書の資格をもっている人を
 紹介するから、名義だけ借りて、そのお金を地元に納めてもらったらどうだ」などと、
 秘書給与の取り扱いについてアドバイスがあった。原氏は「はっきり断った」という。
 流用を持ち掛けたと指摘された社民党相模原支部連合は「そういう働き掛けは一切して
 おらず、心外だ」と否定している。
 同党神奈川県連の小泉親昴(ちかたか)」幹事長は「詳細を調査している」と話した。


ちなみにこれが、原陽子議員の、件のHPのコラムです
原よう子と未来の風「ホッと一言」


原議員は、昨年のアメリカの同時多発自爆テロの時に自らのWeb日記に、
「『ざまーみろっ』って思っている人もいる」と不用意な発言を記して
一部メディア、またネットでも散々に叩かれた「前科」の持ち主ですが、
今度は、自らが社民党に自爆テロ敢行でしょうか?
いったい、何を考えてこんな事を公にしたのか…、
社民党を自壊に追いこんで、何かその後の自らの政治的延命でも企んでいるのか…?

実のところ、何も考えていないのでしょう。
このコラムの最後の一文にあるように、
まさに「自分が書きたいと思ったことを書」いただけであって、
よくいえば純粋、悪く言えば単純。

これ以外の日付のコラムを読んでも、内容云々以前に幼稚な限りです。
一般的な27歳の水準からみたら格別不思議ではないし、
年齢相応の親しみ易さを出そうとするのも悪くはないですが、
それにしてもこれが国会議員が国政について自身の考えを公けに述べる文章かと呆れます。

しかしこの人の文章を読んでいて思いました。
有能な政治家を、例え些細な瑕疵でも政治倫理の名のもとに槍玉に挙げて
パージしていった暁には、
最後には原陽子レベルの低能な議員しか残らないのではないか…?
この国難もいうべき大事な時期に、ただ正直で人柄がよくクリーンである事だけを基準に
政治家を選別していては、国が破滅です。

国民にとって一番重要なのは、やはり優れた政治家を選ぶ事だと
この機会に改めて痛感した次第です。


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