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2002年05月09日(木) 問われる日本の人権・外交感覚

中国の日本領事館への北朝鮮人亡命を武装警察官が阻止し拘束した事件は、
国際的に日本の人権感覚・外交姿勢が問われる重大事です。
まず領事館内にまで入りこんで亡命希望者を拘束する事を黙視していた事、
しかもすぐに処置せず中国政府への抗議が4時間も遅れた事、
これは信じ難い暴挙であり、日本の人権感覚が欧米諸国から疑われる、深刻な材料です。

また、この問題をウィーン条約違反・治外法権侵害として日本政府が中国に
抗議したのは当然の事ですが、今後も、更に傲慢かつ不誠実な中国の対応に屈したり
穏便な解決の名の元にうやむやに事を収める事なく、厳しい姿勢で臨むべきです。
日本の弱腰外交は例によって中国から侮られ、そして国際的にも誹りを受け
国益を損なうばかりでなく、結局日中の真の友好樹立にもなりません。
更に強い決意と姿勢を日本政府には望んでやみません。


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