2002年04月27日(土)



【+ そのに +】



「おはようゴザイマーす。」
何の気なしにいつも道理に挨拶をし、ロッカールームに行こうとすると
店長から呼び止められた。
「ああ、渡辺さん。ちょっと。」
「ハイ?」
店長が顔を出している、休憩室のドアへと近づく。
「この子、今日から新しく入った佐々木君。」
そう言われて、新しくバイト君入るのって今日だったっけなぁと思い出した。
「色々教えてあげてくれる?ホントは長野君教育係りにしようと
思ってたんだけど、シフトがどうしても合わなくて。貴女なら丁度合うし
仕事もシッカリしてるから、お願いしようと思って・・・。」
「ハイ。大丈夫ですよ。」
外スマイルで微笑んだ。極力敵は作らない。
けれど特別、仲間も作らない。そんなスタンスでやっているバイトだった。
「宜しくお願いします。」
はっきりとした声が聴こえて、やっと其方に目を向ける。
驚いた。今時の子には珍しいほどの、黒髪に、めがね。秀才な感じ。
こんな子が居酒屋でバイト・・・?
偏見があるが、大体こういう子は家庭教師のバイトじゃないのだろうか。
そう考えると、隣で店長が言った。
「この子ね、こう見えて高校2年なんですって。」
「・・・へぇ・・・。」
高校生じゃ家庭教師は無いか。
それにしても大学2年の間違いじゃ無いのだろうか・・・。
そんな風に思えるほどの、大人しさ・・・じゃないな。
大人びてる、と言うのでもなくて。
雰囲気が、もう、高校2年のモノでは無いと思った。
もっと、こう、高校2年生って、やんちゃじゃなかった?
でも直ぐに今はそんな事無いのかもしれないと思い直した。
今の高校生はきっと、自分が高校生の頃よりも「大人」に近いんだろう。
そんな風に5つの歳の違いが、彼の放つ奇妙な違和感を軽く
オブラートに包んでしまった。


だから、アタシは気付くのが遅くなってしまった。





+++++
なんだか、昨日の続きらしいです。
別に続かなくても、昨日は昨日で終わっても
好かったなーなんて今は思うんだけどさ・・・(遅)
さぁて、この後どうしようかなー(苦笑)






 



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