あれだけ騒がれて伊勢湾台風の再来とまで言われていた今回の台風ですが我が家の辺りは思ったよりも軽く過ぎ去ってくださいまして準備万端で待ちうけていた私などは肩透かしをくらいがっかりなのですがでもやっぱり木が倒れたりするよりは良いのでこれでよかったのだろうと思います。

　それでも通過するまでは気になるものでして台風情報を何度となくチェックしていたのですが、とりわけ22日の午前2時頃から台風情報を流す臨時のニュースが少々興味深かったのでご報告します。
　アナウンサーが私と同世代くらいのお兄さんでして慣れない面持ちで原稿を読み上げ、時にはタイミングを間違えたり漢字を読み間違えたりしてスタッフの方から訂正の声が飛んできたりしていました。おそらくは初のニュース生放送の仕事だったのでしょう。確かに考えてみると深夜の臨時ニュース等で、しかも台風情報の様に事前にある程度行う事がわかっている臨時ニュースは見ている人間も少なく、生放送デビューには適している様に思えます。私は皆さんご存知の通り変な奴でして台風情報そっちのけでおそらく彼の実家ではこんな時間にも関わらず親御さんが固唾を飲んで見守り、ただの台風情報をしっかりとビデオに標準速度で録画しているのだろうなぁと邪推しておりました。
　その背景にある凄い競争倍率のアナウンサー入社試験や入ってからの研修やそれに伴う競争、そして今回の臨時ニュースでニュースを読める栄光を手に入れるまでの道のりなんかを勝手に想像してしまいには一本の小説が書けるくらいまでのプロットと仕立て上げてしまったのですがここまで行くとただの妄想でして私は駄目な人ですか？　全く駄目な人すぎていつのまにか疑問形です。
　さてさていつもよりも増して中身の無い日記と相成りましたが結局の所そんな事に気をとられて結局そのときの台風情報は何一つ覚えていなかったのでやっぱりまごう事無き駄目人間なのですよという事です。