★森絵都。 『カラフル』

最近とみに児童文学に目覚めていたりするのだが、
森さんはその世界では賞もとっていて有名な作家らしい。
あちこちで誉められていたこの本を、図書館の児童書の返却棚に
残っていたのをたまたま見つけて、迷わずゲット。
黄色いから目だっててよかった;^^)。
で、感想。
泣く、というところまでは行かなかったのは、きっとワタシが
登場人物たちとちょっとずつずれているせいだ。
もっと以前に読みたかった、あるいはもっと後で読めば良かった。
登場人物にシンクロし、その世界に浮かぶには少しワタシは
安定しすぎている。
今が非の打ち所なくシアワセで満たされているのでは決してなく、
もちろん日々迷いながらがんばってはいるけれど・・・・・
やっぱりもっと早く、あるいは遅く読みたかったな。
それとも、飛びこんで行けない、強固なカベが自分にあるのかな・・・

児童文学は、リアルとファンタジーが微妙に交錯している。
それが全身で感じられるように、ココロを研ぎ澄ませていたいと
切に願う。
2002年03月06日(水)
By ちゃいむ

My追加

*back *next *Menu *First *New!! *Mail *Home* 

Edit by オレンジミルク。