以前読んだ賞もの『建築屍材』は、第二作。この『死の命題』がデビュー作 で、探偵役は同じ蜘蛛手氏である。 『建築屍材』の方のストーリー、例のごとくほとんど忘れてしまって いるので、新しい気持ちで臨んだ。←苦しい言い訳 どうやら、あの時からかなり年月が過ぎているらしい。 探偵役の蜘蛛手さんは、一級建築士だが、今回は難しい建築の話は ほとんどなく、いわゆる「閉ざされた雪の山荘」ものである。
エピローグに意味があることを途中から考えていたが、まさか あのようなトリックとは思いもしなかった。むむむむむ。 島田先生もビックリ? つうか・・・・・すごく悪い夢を見てしまった、その日の晩。 生々しすぎるって。 そして犯人は誰なのか、というところ。ううーん・・・・ つじつまはあっている。頭が変になりそうだったけれども。
おまけ。やっぱし蜘蛛手って名前怖い。 それとは別に、名前は自分的にかなり気にするものなのだ。 本格ミステリと言われるものには、見開きに登場人物の名前と紹介を ざっと説明してあるものが多いが、ごくごく個人的に、 「そんな人は日本に何人いるのか?」とか「芸名なのか?」とかいう すごく変わった名前が連発されていると、本文中それを読めないので それだけで棚に返してしまいたくなる肝の小さいヤツです。はい。 |
2002年05月26日(日) |
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