柴田よしき。『紫のアリス』

例によってもうすでに図書館本ゆえに手元にはないので
思い出しながら、ではあるが。

ワタシ自身、知らず知らず主人公に思い入れしながら読み進めることが多い
せいか、感情移入できないと話にはいっていけないところがあって、
読者としてはあまりレベルの高くない位置にいる。
だから、こういったタイプのいわゆる「倒錯もの」には弱い。
トリックが倒錯するのではなく、主人公の心が倒錯してしまうと
もうついていけなくなってしまうのだ・・・・
だって、こっちまでおかしくなってきそうになるもん。

そして、大概はあまり好みでない結末を迎える。

ネタばれ→なぜ菊子さんがああいう結末を迎えなければならないのか、あまりにも唐突すぎて、感情がついていかなかった。菊子さんのキャラクターがおしい。あれで「ふぉっふぉっふぉっふぉ・・・」と早代わりしたらそれはそれですっごい怖かったと思うし、その逆ならもっと主人公は救われたと思う。あ、救いのない話なんだっけ??
2003年03月10日(月)
By ちゃいむ

My追加

*back *next *Menu *First *New!! *Mail *Home* 

Edit by オレンジミルク。