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2001年08月11日(土)
八重垣神社祇園祭レポート2

八日市場祇園祭レポートのつづきです。



■8月4日(土)2

山車自体は明治13年に作られた物で2階の柱には龍の彫刻があったりしてなかなか風情がある。それを2トンの低床ロングのトラックにセットアップしてあるのだ。

4日はものすごくいい天気。ご祝儀をくれた家に領収書を配るもの、半紙に書き出したご祝儀の披露の紙を山車の左右に貼る者、お礼の言葉をのべる放送車。みんなのために飲み物や食べ物を運んだり配ったりする物。町内のほぼ全戸の人間が総出でフル回転である。炎天下走り回らなくてもよいとはいえ、囃子担当の我々は熱気が渦巻く山車1階で、延々と夕方まで演奏を続けるのである。暑さで2〜3人ダウン。意識はもうろうとしてきてだんだん口数も少なくなってくるのだ。そんな苦行のような山車巡行も午後4時終了。

最後の「しまいさんぎり」が終わると30分ほどでもう次の出し物、女神輿連合徒御の集合時間である。

午後4時30分。笛を下座用から神輿用に取り替える。

若頭長が拍子木を2回打ち鳴らすと囃子が始まり神輿が上がるのだ。八日市場の祭は囃子のリズムがまさに神輿の動きとシンクロしていて、その一体感といったら麻薬的な快感がある。1度ハマったら2度と抜けられない。女性ばかりが担いだ真新しい神輿は連合徒御の集合場所に向かって元気よく練り歩き始めた。

集合場所の旧道には10町内のウチの8町内の女神輿が集結。男性は囃子と神輿の警護に徹するのだ。

とにかく通りは人・ひと・人・・・。

八日市場の祇園祭の特徴は参加者の年齢層が若いということ。女神輿も例外ではないのだ。

囃子のリズムに徐々にハマりこむ。囃子も神輿も取り巻きもみんなノリノリである。あとで聞いた話だが、中に六尺褌姿の若い女の子が自分のお尻をピシャピシャ叩きながら大騒ぎしていたそうだ。見たかった。

そんな調子で夜の10時の終了時間までめいっぱい祭を楽しんだのだ。こんな風に祭の一日目は終わった。

明日はいよいよメインの連合徒御の日だ。


(つづく)