■8月13日(月) 八日市場祇園祭レポートのつづき。 今回は8月5日のこと。
■8月5日(日) 明けて5日はものすごいいい天気。前日と違って朝の集合時間はゆっくりなのでたすかる。 それでも朝8時店を開店と同時に足袋や雪駄やシャツや褌のお客さんが!すみませんがもっと前もって買っていただけるとありがたいのですが・・・。いえ、当日でも良いんですよ。でも、当日だと品切れの物が出てきたり混みあったりしますので、ね、ね。
というわけでレジをやっていて集合時間に遅刻。今日のスタイルは自らデザインした町内揃いのシャツ&股引。白地にグレーでレンガ柄、そこに「福」「ふくとみ」などの文字がちりばめてあるデザイン。さわやか系である。それに私のデザインの町内半纏硫化染め黒地にグレーの線で特大のレンガ総柄の半纏だ。背中には「福富」と籠文字で大紋が入る。完全に私に”お任せ”であったので、自分が着たい色やデザインで好き勝手に作ってしまったが、町内のみんなの反応も良くホッとした。愛用の手拭いをきりりとかぶって、帯には笛を刺している。足元は普通の白足袋に雪駄。白足袋を履いていると雪駄の鼻緒が痛くならないし、たまに囃子を抜けて神輿を担ぐときはぱっと雪駄を脱いで帯に挟み白足袋で担ぐと非常にいい具合なのだ。
ちょっと担ぎ手の集まりがわるかったが年番町が遅れるわけに行かないので出発。30分程で全町内の集合場所である小学校に到着。10町内の約20基の神輿が勢揃い。小学校のグラウンドは人であふれかえっている。
午前10時、出発のセレモニーのあと、いよいよ連合渡御のはじまりだ。沿道の家々では大きな樽やたらいやバケツに水を用意してあるいは水道のホースを伸ばして神輿の到着を待ちかまえている。お囃子に乗って神輿が来るとバケツでザバザバ水を掛けるのである。真夏の日差しは絶好調で照りつけ、大量の水が宙を舞う。あるところでは大型トラックの荷台一杯に水が用意され、褌姿のお兄ちゃん達が嬉しそうに力一杯水を掛けてくれたり・・・。取材のテレビ局も毎年のことなのでカメラや機材の防水対策は万全だ。ついでのことながら私の携帯が防水仕様なのはもちろん祭を意識してのことである。
囃子のリズムが参加者の全身を支配するかのように繰り返される。もう、大熱狂、トランス状態である。囃子にしても自分たちの”音”で人々を”熱狂させている”のがわかるので、笛も太鼓も魂を込めて演奏するのだ。そんな状態のまま夜の11時頃まで太鼓を鳴らし笛を吹き神輿を担ぎまくるのである。
途中に数カ所ある休憩場所ではもちろんビールやジュースやミネラルウォーターが無料で配られ、おにぎりや焼き鳥、唐揚げがふるまわれるのだ。ちなみに1日で我が町内で消費したおにぎりは2000個。
まったくお祭り最高!である。
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