
この写真は今朝3度目の帰還を果たしたウチの店用自転車です。 火曜日の夕方、眼科へ出かけた妻が眼科の前に置いたまま向かい側の薬局へ薬をもらいに行っている5分足らずのわずかな時間に忽然と姿を消したのでありました。平たく言えば”盗まれた”とも言いますね。
歩いて帰った来た妻、「盗まれたー」と言います。対してワタシ、「きっとまた帰ってくるサ。」 そんなわけでワタシの言葉どおり、今朝店のシャッターを開けて、横の通路をフト見るとそこに真っ赤なママチャリがひとりでたたずんでいたのでした。まさかひとりで帰ってくるとは思ってもいませんでしたのでこれにはビックリ。
この自転車、実は16年前、妻と結婚したときに披露宴をあげたホテルでブライダルキャンペーンか何かの景品でもらったモノなのです。赤いママチャリ、けっして好んで乗りたいような代物ではないのですが、結構役立っております。朽ち果てて底が抜けてしまった前のカゴも新しいものに取り替えられたばかり。そのカゴに海外からの注文品のスモールパケットやEMSの包みを乗せて郵便局に行ったりしているのです。
盗まれたのは過去に2回、今回で3回目で、そのたびにきっちり帰ってきます。前回の時は5kmほど離れた海岸通りの道ばたに投げ捨てられていました。
帰ってくるのは訳があります。格好悪いんですが、前の泥除けには店名が、後ろの泥除けには電話番号が、白いペンキでくっきりと書かれているのです。逆にちゃんと連絡先が書いてあるのでちょっと借りるつもりで気軽に盗まれてしまうのかも・・・とも思います。一昨日の夕方黙って無断で借りていった人が今日の早朝、黙って返しに来たのでしょう。
世の中、まだまだ捨てたもんじゃないんだか、なんなんだか・・・。
これをご覧のあなたも今すぐ、白いペンキで自転車に名前と電話番号を書きましょう!たとえそれがおしゃれなプジョーのマウンテンバイクであろうと、超高価なポルシェのロードレーサーであろうと・・・。
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