前回の日記でスターバックスで遭遇した”ちょっとした目が点になるようなアクシデント”について書きましょう。
クラプトンのコンサートに行くべく、とあるスターバックスで妻たかちゃんと待ち合わせをし、地下でまったりとトールサイズでなごんでいたとき、突然そのドラマのような出来事が起こったのでした。
店内に背を向けて座っていた私には実は見えなかったのだけれど、両手にテイクアウト用の紙カップを一つづつ持った若い女性が階段を下りて地下のフロアーに入ってきました。そして、まっすぐに一番奥へ歩いて行くとあるカップルの席の前に立ち止まります。
和やかに話し込んでいたカップルがその女性を見上げると、皮肉を込めた口調で何事か叫んだ女性は手に持っていた2つのカップを同時に2人の頭の上に勢い良く浴びせかけたのです!
ひとつ席を置いて座っていた私たちはとつぜんの尋常ではない出来事に唖然として思わず3人を見てしまいました。男性の頭にはクリーム?アイス?状のモノがのっかっています。一瞬、時間が止まりました。そのままでは時間が止まりっぱなしになりそうだったので思わず私は小さい声で言いました。
「おお?ナンダナンダ?」
次の瞬間、女性は走るように店の外へ出て行きました。残されたびしょぬれの2人に店員が駆け寄ってきて濡れた髪や服を急いで拭ってくれます。男性はこの時、意外に落ち着いていて店内の他の客に向かって、「すみません、お騒がせしました。」と言いました。
二人は髪と服を拭き終わると出て行きました。
他人のことをとやかく詮索するのは私はあんまり好きじゃないんですが、この時ばかりは何があったんだろう?これからどうなるんだろう?彼氏のあの落ち着きは何を意味するのか?と言う具合に頭の上で”?”マークがぐるぐる回転していました。
しかし、この出来事に匹敵するくらい驚いたのが隣の席の女性です。
彼女はこんなに大騒ぎの大変な場面がすぐとなりで繰り広げられているのに、ホンの一瞬チラッと見ただけで後はずーっと何事もなかったように本を読んでいたのでした。 |
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