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店長のガラクタ部屋
つかちゃん

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2002年01月05日(土)
優しい人々

アメリカはケンタッキーに在住の同級生が久々に日本に帰ってきました。たかちゃん作のおせちを摘みながらいろいろ話しました。

彼女にとって去年は大変な年だったみたいで、カレとは別れるは、車で走っていると後ろから追突されるは、突然網膜剥離になって失明しかけるは・・・。
でも話しを聞くとそんな事態だからこそわかった良いこともあったということです。それは友人のありがたさとか、ひとの温かさを感じることが出来たということだそうです。単身アメリカに渡り、グリーンカードを取得し、銀行で働く彼女にとっては親戚も姉妹も家族も居ないところに暮らしているわけです。そんな中、絶対安静の網膜剥離なんてやってしまったものだから1人ではどうすることもできません。するとまわりの友人達がちゃんと分担を決めて家に来てくれて身の回りのことを全部やってくれたということです。別れたカレまで来てくれて下着まで洗濯してくれたそうです。

そして、話しはやはりあのテロの事に及びます。テロの当日彼女は風邪を引いて寝込んでいて全く知らなかったそうで、日本の家族からの電話で初めて知ったということでした。彼女が印象的だと語ったことは、テロ後のアメリカ人の愛国心の高まりです。これはいろいろ報道されていたので容易に想像つきますが、もう一つ意外だったのがあのテロ後、アメリカの人々が他人に対して優しくなったということなのです。いつもクールで素っ気ないほどだった人まで他人への心配りをしているのが良くわかるほど、それほど変わったということです。これはどういう現象なのでしょう?

彼女は「もうお酒はやめたのよー。ビールも飲まないし、バーボンだけ。」といいながらハーパーのロックをダブルで3〜4杯ほどやっつけて行きました。さすがはケンタッキー在住。