⊂永遠少女症候群。⊃
2002年04月11日(木)

ロリータが好き。
あたしは、出来ないけれど。
だから、羨ましくて好き。
気付けば顔立ちは大人で、心ばかり子供で居たいけれど。
現実は其処に在って、選んだ手前、置き去りには出来ない。

最近、酷く母親が恋しい。
新しい学校で、みんな「親が…」どうこうって話をしてて。
お母さんと買い物に行った、とか。
お母さんがくれた、とか。
羨ましくて、気持ちが悪くなる。
あたしだって、居た。
お母さん、病院に連れていってくれた。
お母さんとふたり、話をしたけれど。
病院が終われば、またひと月後。
いつも車の中は、お互いを探り合うような歪な会話とぎれとぎれ。
怒らないように、気に触らないように。
言葉を選んでは相手の様子を伺うの。

あたしはまだ子供で居たい。
ずっとそう思ってた。
十歳の時も十一歳の時も十二歳の時も。
学校には酷く場違いなあたしは、
ここにいたら大人にされて仕舞うと思った。
縋りたくもなくて只、ひとりきりで良かった。

ロリは、可愛くて羨ましい。
あたしは醜いから、死んで仕舞えば良いと思った。
少しオカシくなければ生きれない身体を持っているあたしが。
ここまで生きれたのは、やっぱりオカシイからだよ。
毎日は勘違いの積み重ね。
街を歩けるのも、電車に乗れるのも、誰かと喋るのも、気が狂ってる。
最大の勘違いをしに、上京して。
これから夢に触ろうと思った。
身体に仲々比例しない、精神をひきずったままで。



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由弥 [御手紙]