ゆめノかけラ
koi
基本的に(例外もありますが)、その日見た夢の話です。



 自殺未遂・救助・絶句

探偵だか刑事だかわからない(そういう方面にはうといので)男の人とコンビを組んで、ある少女の家に乗り込んだ。男の人がドアを蹴破る。わたしははじめるように室内に飛び込み、あちこちを見て、PCの画面上に浮かんでいる、3行の遺書を見つける。「お兄ちゃん、これ!」と怒鳴ると、その男は「わかってる!」と叫ぶと、押入れの天袋から、3段にたたまれた布団を引っ張り出した。「こんなときに何やってるのよー」とわたしが嘆くと、「違う違う、彼女はここにいたんだよ」と男が布団を開く。確かにそこには、目を閉じ指を組んだ彼女がいた。

「ね。まだ顔色悪くないよ。助かるんじゃない?」わたしが男に言うと、男はそっと少女の鼻や口のあたりに手をかざし、「本当だ。じゃあ、気付けを」と呟いて、ブランデーの瓶を彼女の口元で揺らす。きつい香りに、彼女は顔をしかめ、正気づいた。「じゃ、俺は親御さんに連絡してくるから」

男が立ち去るやいなや、その少女はカッと目を見開き、わたしの腕にしがみついた。「ねえあなたはなんでも持ってるでしょ?どうして彼まで奪おうとするの?」と息をきらせながら、しかし異様な気迫をみなぎらせて言う。「そんなこと言われたって..お兄ちゃんはものじゃないし、奪ってなんかない。お兄ちゃんの意思はどうなるの?」とわたしは呟く。男が「いやーよかったよかった間に合って」とかなんとか言いながら部屋に入ってきたので、少女は緊張の糸が切れたかのように、ばったりともとの位置にひっくり返った。男は慌ててそばによる。わたしはゆっくりと後ろに下がった。

2001年11月13日(火)
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