徒然エッセイ&観劇記
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2001年07月15日(日) |
「風と共に去りぬ」観劇記FIRST(全体評) |
帰宅直後の兄との会話 兄「どうだった?」(良かったら兄ともう一度見に行くことになってた) 私「うーん、あれはちょっと女性向けだから・・・あえて見なきゃいけないってほどじゃない」 兄「山口さんは?」 私「渋いっていうか・・・何かへろへろしてたよ(笑)」
正直に書きます。これは私が、「風と共に去りぬ」の原作小説も映画も舞台も全く触れたことがなく、皆様の舞台評も耳にする前に抱いた感想です。真っ白観劇にご協力いただいた皆様、有難う御座いました。 たまに辛いですが、ご容赦を。壊れるのは次回からにします。
<ストーリー> 何となくそれっぽい、と無意識に認識していた流れ通りだった。おそらく原作では歴史的背景などを盛り込んであって重厚な名作なのだろうけど、時間の制約のある舞台にすると「男女模様」重視のメロドラマになってしまう。そういうものだと思って見れば、いいか。
<演出> 可もなく不可もなくっぽいなと思った通り。そもそも山田和也さんはそういうお人なのだから、びっくりするようなコトを望むべきじゃない。 でも大地さんが「♪女は屈服しない」って歌いながら床が水平にスライドしていくのとか、逆らって歩いて位置が変わらないのとかがステキだった。私もやりたい(動く歩道でやんなさい)
<楽曲> ローマの休日の皆様の評などを見ていて、東宝産ミュージカルってそうなのかーって思った通り。 何故秋元康がやらなきゃならないのか分からないくらい王道な詞(褒めてます) ミュージカル王道な曲(褒めてます)主張しないオーケストラ。 山口さんが語尾を長く伸ばす曲を持ってるのが嬉しいからいいかぁ(おい)
<キャスト評>
・レッド・バトラー山口祐一郎
は、長文につき別項に述べます。
・スカーレット・オハラ大地真央嬢(←嬢つけ)
CDで聞く限りでは、喋り方がわざとらしいのが気になってしょうがなかったけど、舞台で見ると結構そうでもない。わざとらしさもキャラの一部、ていう役どころだからか。(きゃー。超辛。すみません) 「い」や「お」が二回連続して続く時、二度目でもう一度言い直すとことか(「お「お」もいなのね」「い「い」え」など)四季節っぽくカクカク聞こえる。 「〜して「い」ないわ」とか。語尾までやたらくっきりしてるとことか。う〜ん。
「♪女は屈服しない」って後ろに女の人を従えて歌って踊るのがヤタらキマっていた。さすが元塚さん。あのフリ覚えたい。てか一緒に踊りたい(笑)
スカーレットは、お似合いでしょう・・・言うことないです(褒めてます)
・アシュレー井清隆さん(←さん付け)
ソロは一曲しかなかった?けど、セリフ声がハンサムでうまい!(強調) 舞台を見ていて唯一泣いちゃったのが、メラニーが死にそーんなって「僕は彼女がいなきゃ生きていけない」ってスカーレットにこぼす場面。純粋一途ダメ男、好きよ〜(はーと)
・メラニー杜けあき様(←様付け)
マジで天使が背中についてそう。超はまり。ステキ。あったかい聖なお声。これでホントは腹黒かったりしたら楽しいかも(おい)
・他キャストさんについては語れるほど分からないのでご容赦を。
<全体評>
つまり、致命的に悪いわけじゃないけれども、ずば抜けたところがない。何か日本作ミュージカルって感じ。 まあずば抜けてたりすりゃいいってもんじゃないから、存在価値がないとか言うつもりはない(辛いってば) 宝塚っぽいね。宝塚がずっとやってるだけある。宝塚的なるものにどっぷりイケない私にはちょっと・・・ でも、山口ファンとしてはヒジョーに、ヒジョーにおいしい場面がある(強調)。てわけで、私は「山口さん」を見に行きます。 そう、それぞれのキャストのファンは見てソンはない。そういう感じ・・・そこも塚チックか?
<グッズ>
英字で山口祐一郎って入ってるだけの黒筆箱や鏡、扇。黒は山口さんの趣味ですか?(笑)名前入れるくらいなら自分で出来る・・・ので却下。 ハンカチの刺繍は元がサインなのでおいしい。 エリザトートと同じサイズのバトラーマグネットばっちし(他キャストはないのね) でもキーホルダーは異様に恥ずかしいぞ。 でかポスターも相当恥ずかしい(つまり2秒以上見つめられない)
てわけで私はマグネット君(500円)と薄緑山口タオル(600円)を購入(わーい) パンフと月刊ミュージカルは次に行ったときにとっておきます(貧乏性)
<告知チラシ・ポスター>
どうしてもあの見つめ合ってるやつは見るたびに恥ずかしくて笑える。映画のやつもそうだけど。 今やってる「パールハーバー」って映画のやつもちょっぴり笑える。男女がマジにラブラブしてると、こっちは笑っちゃわない?ねえ??
もしかして今回辛いのは、私が比較的「のへぴょん」というより「カタツム」だったからかもしれません。 「愛してるよ・・・」とか「勘弁してよ」って気分だったし・・・。何度も見るうちに変わるかも。
てわけで今回テンション低くて御免なさい(書き逃げ)
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