その後 - 2005年06月13日(月) 結局私の症状は、切迫早産。 双子のせいで普通の人の2倍の大きさに育ってしまった子宮は、 もう産む準備が万端。重さに、子宮も頸管も耐えきれず お産が始まってしまうのです。 これを防ぐのは張りを止める薬もありますが、 薬を飲んでも結局安静にしないと全く効かないようで、 一番の薬は安静しかないのです。 私の安静度はレベル1と言って、一番厳しいベットレストでした。 基本的に歩行は禁止で、病院内は全部車いす。 どうしても歩かなければ行けないときは10分以下。 トイレと洗面以外はウロウロ出来ない。 風呂も毎日は入れないし、入るときはイス持参で座ったまま。 もちろん食事の準備も、何もかも禁止。 階段もダメ。車はシートを倒して乗る。 イスに座るのも1日20分以下で。 とまぁ、あれもダメこれもダメと書いたシートをもらってびっくりした。 私が自己流でしていた安静なんて、安静のうちには入ってなかったのね。 私が入院していた病棟は、問題を抱えた妊婦さん専用の病棟で、 ほとんどの人が早産やった。 思った通り、双子妊娠が7組、三つ子妊娠が一組いて、 多胎妊娠の難しさを改めて実感。 私と同じ病室だったチャイニーズの女性は前置胎盤で、 まだ27週なのにこのまま産まれるまで入院だと言われたと言っていた。 私なんてたった5日でも「今すぐ病院から出してくれ〜」って叫んでたのに、 何ヶ月も出られないなんて想像できないわ。 ここの病棟の人は基本的に安静にする事が治療なので、 比較的のんびりしていて、毎日イベントがあった。 ある日は、みんなでミーティングルームに集まってお話ししましょう! なんていうイベントがあって、私も車いすに乗せられて連れて行って貰った。 そしたら、私より厳しいベットレストの人が、病室からベットごと運ばれてきている人もいて、私だけじゃないんやなぁ なんて妙に勇気が出たりして。 翌日にはソーイングクラスなんてものまであって、 看護婦さんもスタッフも凄く親切&至れり尽くせりで、 この病院を選んで本当に良かったと思ったわ。 やっと退院許可が出て自宅へ帰る日、 早産専門のホームケアナースとの面接を受けた。 そして退院した翌日からは、なんとナースが自宅へ来てくれて 診察してくれるのである。 24時間、何かあったらナースと連絡が付くようになっていて、 どんな細かい事でも質問できる&ケアしてもらえる状況に、 本当に安心した。 先週までは、気分はヘルプレスでどうしようもなかったのに! そう考えると、今回入院したことで、主治医もかなり私のことを注意してみてくれるようになったし、看護婦さんがつきっきりになってくれるのでよかったなぁ、と思った。 自宅に帰ってきて今日で3日目。 気分は大分落ち着きました。 1日平均して22時間は横になったままなので、筋肉がどんどん落ちていき、今までみたことがないほどのスリムな足になりびっくり。 それに伴って痩せてきてびっくりしたけど、ご飯も美味しく食べられるし 本人はいたって元気。安静のおかげでお腹の張りも1時間に1回くらい、たま〜に張るくらい。これが普通だったのねぇ。 このまま最低でも34週までお腹の中で育てたいので、なんとか頑張ります。 あんまりこんなベットレストも経験できるもんではないもんねぇ。 それにしても、本人は元気なのに自分では何も出来ない、何処にも行けないこの状況になって初めて、普通に歩けること、日常生活が出来ること自体がどれだけありがたいことか、つくづく実感してます。 あ〜、太陽にあたりたい! -
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