stray notes

氷砂糖

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登校日の記憶
2001年08月20日(月)

夏休みの、1日と20日あたりに、登校日があったような気がする。その日に提出する宿題もあった気がする。わたしはこの、登校日、というのがあまり好きではなかった。どうも気分が分断されるようで、頭が痛かった。休みなら、学校のことは忘れて、休みに集中したかったし、学校に行くなら、それが日常としてずっと続いてほしいし、きりかえが苦手な人間としては、無理やり引き戻されるようで、妙につかれたのだ。

しかし学校に行って帰ってくると、母や弟に、「顔が違うー」とか、「やっぱり人間ひとと会うべきだね」と言われたりした。わたしはずっと家にいると、そのうち輪郭がぼんやりしてくるらしい。当人はそれでも全然困らないので、とても釈然としない気分になったのだけれど。

そして久々に会った人と話をして、なんとなく遊ぶ約束をしたりしてしまい、なんだか面倒くさいなぁと思いながらでかけたことも覚えている。だったら行かなければいいような気もするが、どこも悪くないのに休むのもなァと、毎回きちんと登校していた。なんだかやっぱりいやな記憶だ。



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