stray notes

氷砂糖

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ある会話
2001年10月11日(木)

夕方、自宅に電話がかかってきた。夫かな? と思ったら、不動産関係の営業らしきひとからだった。声が、自分と同年代くらいの雰囲気だった。以下、記憶にそって再現してみる(※実際向こうの人はもっとなめらかに、上手に喋っていた)。

「はい、もしもし」
「こちら○○と申しますが..失礼ですが、お嬢様ですか?奥様ですか?」
「あ、えっと、いちおう妻です」
「最近駅のすぐ近くに当社のマンションができまして、ぜひ一度ご覧頂けないかというご案内なんですけれども」
「あー・・えっと、そういう予定はないんで..」
「でも、いまいらっしゃるところは借りてらっしゃるんですよね? 会社の家賃補助とかありますか?」
「えーと..ごめんなさい、あったような気もしますがわからないです」
「? わからないですか?」
「ハイ、お金の管理は全部夫がしてるんです」
「ええぇっ?!」
(そんなに驚くようなことー?)
「えっと、でも、いずれはマンションとか、旦那様もお考えですよね」
「んー、そういう話もあんまり聞いたことないなー」
「でも、今お住まいの場所は、月×万くらいしますよね?」
「あれ? その半分くらいだったような..」
「え? でも、×DKでしたよね?」
「あ、ハイ。補助入れて、かもしれませんが」
「あー、そうですかー。でもですね、いつか見るだけでもですね。旦那様と、お立ちよりいただければ、よさがわかると思うんですね。また何か気が変わりましたら、いつでも新しくご紹介できますので。今後もよろしくお願いいたします」
「そうですね、今回は、お役に立てなくてどうもすみません」
「いえいえこちらこそ、お忙しいところを大変申し訳ありませんでした」

といった会話をしていたのですが..。わたしはどうもこういうのを断るのがへたで、いつも聞かれたまま話してしまうし、なかなか切れないのです。でも、今回のこのひとは、途中で話が脱線しても、とても好感の高い話し方で、なんというか仕事がとても楽しそうで、思わず頑張って下さいね! とか言いたくなってしまいました。しかしどこからそういう情報って流れてるのでしょう、家賃だの住んでる場所の間取りだの..。



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