stray notes

氷砂糖

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もしも火事か地震で
2001年10月14日(日)

小さい頃、火事が起きたら何を持っていこう、と考えたことがある。友達からの手紙や、自分の日記、お気に入りの本、大好きなものたちの、どれを連れて行けばいいのだろう、と。弟に話したら、「とりあえず金ジャン?」と、言われたような気がする。言われてみれば、なるほど、確かにあったほうがよさそうだ。それによく考えると、一番大事なのは命であって、家族全員が無事なら、それだけでもうとても有難いことなのかもしれない。

結婚して夫とふたりで暮らすようになって、考えてみた。今、火事が起きたら。うわー、ものすごくいやだ。子供の頃は気にしてなかったけれど、この家の家具のほとんどは、大人になってから、自分達のお金でそろえたものなのだ。わたしはかなりの駄目OLだったけれど、それでもなんとか頑張ってためて、あれこれ考えて買ったのだ。全部燃えた場合、もう一度そろえるだけのお金は、きっともう稼げないだろう。ああぁぁぁ。

ついでに地震、というのも考えてみた。子供の頃は、痛いのヤダ、苦しいのもヤダ、という単純なことしか思わなかったが。いま一番気になるのは..やはりPCだろうか。これは退職金をはたいて買ったもので、大事なデータはバックアップしてあるとはいえ、やはり愛着が強い。というか、根本的にに何であれ、どれも失われるのは惜しいものばかりだ。災害は、いつ起こるかわからない。わたしは特別な備えなど何もしていない。実際にあってからでは遅いのだが、考えてもうわぁぁあ、と、パニックな気分になるだけで、こんなことしか思いつかなかった。



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