stray notes

氷砂糖

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サトリサトラレ
2002年05月10日(金)

実は、GW前の話。わたしはその日ある駅で電車を待ちながら、本を読んでいた。電車が参ります、というアナウンスに、わたしは本を閉じて鞄にしまおうとした。ハードカバーなのだけれど、紐状のしおりはついていないタイプの本だったので、うーんどこまで読んだか忘れそうだなぁ、と思っていた。

すると上品な、落ち着いた雰囲気の女性が近づいてきて、「あの。こちら、よかったらしおりにつかってください」と、キリストが女性に何か話しているような絵のついた、葉書小のカードをくれた。「..どうも、ありがとうございます」なんとなく受け取ってしまった。宗教の勧誘かな、と思ったが、彼女は軽く一礼すると去っていった。カードにも、とくにそれらしいことは書いていない。なんとなく、本にはさむ気にはなれず、手帳の後ろのほうに入れた。

と、いう話を夫にしたところ。「君の思ってることって、すっごくはっきりよくわかるもんね。軽度のサトラレなんじゃないの?」と、妙なことを言われた。「うーん。周りの人がサトリなんじゃないのー?」と言ってみたが、いまいち説得力がない。「じゃあさ、読まないでくれればいいじゃない。そしたら、自分の声で喋るようになるかもよ?」「ていうか先にわかっちゃうからね..」

興味は高かったけれど、「サトラレ」まだ見てないんですよね、わたし。そのうちTVででも見られたら良いのだけれど。



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