スイッチ。
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あたしはさとみに誘われて学校へ行くことにした。 今日、中村サンとちか 会うんだなあとか思いながら。 お互いの顔ハッキリ覚えていないままの対面、 最悪の事態にだけはならなんことをただ祈った。
今日いよいよちかと中村サン会うんだよー、さとみに話す。 さとみにはすべて話してある。 中村サンとやっちゃったことも、 ちかに内緒で連絡取り合っていることも。
なんでも自分の中でため込む性格のあたしとしては、 さとみがいてくれ救われた。 さとみにだけは、なぜか全部隠さず話すことができた。
「みずきが中村サンと連絡とりよることちかに言った方がよくない?」
「え‥今更言えんちゃ、、。」
「でも、あとあとちかにバレたら大変なことになるやん?」
「そーやけど、中村サンさえいわなけりゃこれからもバレるはずないし‥」
「でもさあ、それを弱みにしてみずきを都合よく利用していくつもりかもしれんやん?」
「えぇっ、、それはないち思うけど。(^_^;)」
「そーかなあ。まぁみずき、あんま一人で悩まんようにね。^^」
「ウン、ありがとう。」
夕方あたしは帰った。 駅に着いた頃中村サンから電話。
「ちょっとちかちゃん最初4時半に待ち合わせとか言いよったんに、6時とか言い出したっちゃけどー。(▼▼)」
うわ‥ 中村サンは時間にルーズな人が一番嫌いな人間。 待たせるのが嫌でいつも5分前行動主義だ。
「そーなんや?(汁」 「まじ会う気うせてくるし‥。」
「でも、あと1時間半くらいやん??」
「まあねー。5時半まで友達ん家におれるきいーけど。」
「6時には会えるんやろ?ちかによろしくね。^^」
ジモに帰り着いてあたしはふと思い出した。 昼、図書館に行ったとき図書館のお姉さんに会った。 というよりも、あたしが本返しに行ったらお姉さんがなぜか出てきたんだ。 それで、羽鳥サンのこととか少し話して 今更意外な展開になったんだ‥ (この話はまた後日。)
んでそのことをメールで報告した。 帰りがけ近所の本屋でブラブラしよったらまた中村サンから電話。
「6時すぎたけどちかちゃん来んのやけどー!(怒」
「えっ、絶対来ると思うよ。約束破るような子やないけん。^^;」
「連絡もねーし‥」
と、ちか遅れるなら連絡くらいしとこーよ。(汁 連絡ないしに遅れるとか中村サン的に許されない行為ですからっっ
図書館のお姉さんお話をしばらくしたら、
「んじゃ、また連絡するわ。」
「あぃ。」
ちか、ついに来たな? ドキドキ。
うまくいきますようにー。
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