2004年10月25日(月)<<<耐えられない
今週から、お兄ちゃんは山梨で仕事をしている。
現場と宿泊しているホテルは離れているらしく、特急の中で電話くれた。
少しだけ話をしていたら、電話がとぎれた……
トンネルかな?と思い、携帯を傍において寒いから布団にもぐった。
そのまま眠ってしまい、今は火曜日の朝。
お兄ちゃんからの2度目の電話は出られなかった。ごめん。
西新宿へ行って来たので、疲れたんだと思う。
電車の中では緊張して、呼吸が浅く、少なくなる。
もしくはパニックを起こして過呼吸で死にそうな思いをするか。
どちらもやめたいけれど、どうしてもだめみたい。
新潟で、寒い日々をすごす人のことを考えると、辛い。
自己中でも、できれば考えずにいたい事件なのに……
連日テレビや新聞は新潟の惨状を伝えてくれる。苦しい。
戦争やアウシュビッツなどの写真を見ると苦しくなる。鬱になり、元気がなくなる。
それでも報道写真展などを見に行ってしまうのは、世界を知りたいから。
「個人」でそのような悲しみを引き受けるから具合が悪くなる、と言う話を読んだ。
でもどうしたらいいのか、私はわからないから……
ひたすらに「無関心」と言うポーズをとるの。
でも心の奥底はちゃんと感じている。
何かしたい、困ってる人を助けたい……そう思うのが私なのだ。
だからコンビニで急に始めた募金に少しだけどお金を入れたりしてみた。
それくらいしか出来ない……
それが、酷くもどかしい。
私が有名な歌手だったら、チャリティーコンサートを開けるのに。
でも……
そんなことを言っていたら、世界中で困っている人はいっぱいいるんだ。
戦争で、飢餓で、亡くなる人はいっぱいいるんだ。
私より幼い子供が、生まれたての赤子が、今この瞬間に死んでいるんだ。
それは、政府に任せたい。
がんばって支援して欲しい。
北朝鮮にばかりではなくて、他の貧しい地域にも食料をおくってよ。
高校で、生徒会長だったとき、ユニセフ募金をしようと、いろいろ調べた。
ほんの100円で救える命がいっぱいあると知った。
募金では3万円強集まった。たった二日間で。
その3万はもう使ってくれただろうか?何かの助けになれただろうか?
私は500円の貯金と、バザーにCDを6枚出した。
CDは500円で売ったから、3000円は募金できた。よかった。
他にも森林も伐採されている。
私の好きな屋久島も、ほとんどが2次林。伐採された後の森だ。
ノーベル平和賞は植林し続けたアフリカの女性におくられた。
うれしかった。
私はそれまで、彼女のことなど知らなかったけれど。
何が出来るんだろう。
私に何ができると言うの?
この世には悲惨なことがいっぱいあって、そこだけを見ると生きられない。
他にもっと美しい部分があるんだと、思わないと生きられない。
人間は怖い、人間は美しい。優しい。
私も、強く、しなやかに生きたい。美しくありたい。
昔の、人間が憎かった私のためにも…… |