umityanの日記
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2001年11月18日(日) 雑草とへび

久しぶりに長刀で雑草を刈った。背丈の二倍もあるほど、枯れたセイタカアワダチソウがはびこっていたからだ。冬の走りで、まだ、蛇も冬眠には早いのだろうか?。定かではない。蛇は僕の一番嫌いなもの。その次は雷だろうか。僕は恐る恐る、雑草をなぎ倒しながら奥へ進んでいく。やはりあった。蛇の抜け殻だ。まさか、このあたりに潜んではいないだろうな。おっかなびっくりである。長刀を振るうとき腰が引けている。「ざざっ」と音でもすれば、一目散に逃げ出しかねない。タバコを吸っていたころは、その煙とか臭いを蛇が嫌うらしいとのことで、吸っては前のほうへ「ポン」と投げ捨てて、様子を見ながら藪の中へ進行していた。今は、そうではない。ひざ関節までの長靴と、つばの長い帽子をかぶっている。いつものいでたちだが、妙に慎重であった。「願わくば、つつがなく雑草刈りが終わりますように」。僕の心はそう叫んでいた。
いやああ、久しぶりの肉体労働は息切れがした。僕の体もなまってしまったか?。作業をしながら、ふっと、昨夜の、テレビの特別番組を思い出した。「人間っていったい何だ」。脳の働きから、その命題を解説していた。脳はまさに宇宙。村上和雄先生がその著書で言っていた「サムスイング・グレート」。偉大なる何かであろう。人間の心もすべて脳の働きによるものなんだろうか。おそらくそうに違いない。知性を持った人間や動物たちは、愛情を学び、思いやりを学ぶ。そうであるのに、一方では、押さえの利かない、おろかな行動も繰り返す。戦争、殺し合い、嫉妬、憎しみ。なんと複雑な人間。


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