umityanの日記 DiaryINDEX|past|will
久しぶりに長刀で雑草を刈った。背丈の二倍もあるほど、枯れたセイタカアワダチソウがはびこっていたからだ。冬の走りで、まだ、蛇も冬眠には早いのだろうか?。定かではない。蛇は僕の一番嫌いなもの。その次は雷だろうか。僕は恐る恐る、雑草をなぎ倒しながら奥へ進んでいく。やはりあった。蛇の抜け殻だ。まさか、このあたりに潜んではいないだろうな。おっかなびっくりである。長刀を振るうとき腰が引けている。「ざざっ」と音でもすれば、一目散に逃げ出しかねない。タバコを吸っていたころは、その煙とか臭いを蛇が嫌うらしいとのことで、吸っては前のほうへ「ポン」と投げ捨てて、様子を見ながら藪の中へ進行していた。今は、そうではない。ひざ関節までの長靴と、つばの長い帽子をかぶっている。いつものいでたちだが、妙に慎重であった。「願わくば、つつがなく雑草刈りが終わりますように」。僕の心はそう叫んでいた。
|