umityanの日記
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2001年11月26日(月) 男が涙を流すとき

今日は仕事仲間で後輩の結婚式に参列した。男は180センチをこす大男で、パートナーは160センチ弱の、どちらかといえば小柄な女性である。いやああ、それにしてもお似合いのカップル。後輩は以前、僕がよく行く喫茶店でアルバイトをしていた。なんと、彼女も日曜日だけ、そこでアルバイトをしていたのだ。まさか、付き合っているなんて夢にも思っていなかったが、いざ、披露宴にでてみると、やっぱりそうだったのかと、あらためて確認できたと同時に、何だか嬉しくなった。彼は、結構、無口で、まじめすぎるほどの男である。図体がでかく、「ぬーーーーーっつ」としているから、「ぬー坊」って、ニックネームを命名した。なずけ親はこの僕にしておこう。一方、女性は銀行レディーだったとのことで、テキパキとしていて、見事に、さばけている感じである。きっと、女房の尻に敷かれることは間違いなさそうだ。そのほうが、家庭円満でいいのかもしれない。彼は小さいころ、父親と、兄である長男をなくし、母親ひとつの手で育てられてきた。その彼が、披露宴の最後にしゃべった言葉に、僕は泣かされた。われわれ、来賓者にたいする挨拶は、当たり前ではあるが、母親に感謝の言葉を述べたのだ。じっと、黙って彼を懸命に育ててくれた母親に、ひとこと、「ありがとうございました」と言いたかったのだろう。一般的には女性が、「おとうさん、おかあさん、ありがとう」と言うものだが、女性の言葉は、あまりに日常的で、それほど、心に響かないが、こういうときに述べた男の言葉にはじーーーーんときてしまった。男の涙もまだすてたものではない。最高である。本当に良い結婚披露宴であった。お幸せに。


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