umityanの日記
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2001年12月29日(土) kotoisno

今年もいよいよ終ろうとしている。毎年のことながら、「早い、早い」と言いつつ、今日になった。「あああ、又ひとつ歳をとるのか」と思うといやになるが、新年は一番ゆっくりできるから好きである。今年の反省は、もう何度もしたが、何といっても、不景気と戦争に明け暮れた年だったように思える。終身雇用制がとっくに崩れ、今はリストラの影におびえながら毎日を過ごすサラリーマン。失業率は5.5パーセントという最悪の状態である。「同情はいらないから仕事をくれ」という、生存への熱い叫びだけがむなしく聞こえる。今の社会では、企業への忠誠心、愛着心なんて、到底もてっこない。人間を切り捨てた企業は遅かれ早かれ、逆に、人間から企業が切り捨てられる運命にあるように思える。こうした世の中は健全ではないと、ふっと考えてしまう。来年もまだ、景気に対する明るい材料がみあたらない。悲しいことだ。逆にデフレがもっと進行し、日本経済が沈没してしまわないかと、心配である。僕も心していかねばと、今から奮い立っている。
一方、世界はアフガン戦争を始め、印パ戦争、イスラエルとパレスチナ。今にも一触即発の状態である。人が人を殺しあうのは、食物連鎖に似ている。生物は強いものが、弱いものを食料にして生存をはかる。ただし、ルールがある。全滅するまではむさぼり食べない。何故って、全滅すれば、えさが泣くなり、わが身も滅ぶからだ。
人間の戦争には、こういったルールがあるのだろうか?。あるある。核兵器を使わない。生物兵器を使わない。これらは、全人類の破滅を招くからだ。と言うことは、やはり、他の生物の食物連鎖と人間の戦争も似たり寄ったりなのか。利権を求めて、相手を排除する。名目は宗教戦争であり、食料戦争であり、民族戦争であり、憎しみ、嫉妬、ねたみ、憎悪、どういう言葉がふさわしいのか分からないが、そういった感情が渦巻いている。知的生命体として地球に君臨している人間。あああ、どうしてもっと、分かり合えないのかと思う。
これは僕の単細胞の頭で考えても無理か。
とりもなおさず、来年が良い年になるように願うだけだ。




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