umityanの日記
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| 2002年02月11日(月) |
一人、車で走りながら思うこと。 |
今日も寒い一日だった。建国記念日ということで、土曜日から三連休になる。めでたくもあり、めでたくもなし。ただ、休みはゆっくりできるから好きである。といいながら、実は今日は仕事で遠出した。いやはや、車が混んでいていやになった。皆、お互いに、そう思っているのだろう。車のすれ違いざま、相手車のドライバーの顔をチラッとみると、相手もこちらを見ている。僕と同様、誰もかれも、苦虫をつぶした顔をしているではないか。小雪交じりの空を眺めながら、一人で走るドライブもつまらないものだ。彼女を助手席に乗せて、意気揚々と走っている若者たちがいる。「ばかやろう・・・事故起こすなよ」と言いたくなる。時々、サングラスをかけて、髪をなでなで走っている粋な女性とすれ違うことがある。おっとあぶない。長い時間、目で追うのは禁物だ。「目の毒だから、もっと地味な姿で走ってね」と言えば、「ふん、余計なお世話よ」と、切返えされそうだ。 ラジオのスイッチをいれた。日本の農業と林業と水と稲作とかについて、大学の先生がしゃべっていた。どれも、独立しては存在せず、林業も農業も一体であるという考えはおもしろかった。何でも、日本は世界一の緑の国らしい。外国から日本に帰ってくるとそれが分かるそうだ。日本は太古より木を植えてきた。外国では伐採して荒らしてきた。緑の国、日本を生んだのは、その違いだそうだ。稲作が伝来し、日本の棚田には水が必要だった。水を引くためには灌漑土木作業も必要だ。そこから考えると、川・・・材木・・・森林・・・植樹・・・手入れ・・農業も林業も一体という構想が成り立つ。この構想がぴたりとはまってきたのが、日本型農林水産業だろう。今はその型も崩れつつあり、食料需給率だって40パーセント弱で、世界の中でも低い位置にある。「悲しいぜ、緑の国、日本」と言いたくなる。 索漠と混沌が同居し、どこへ向かおうとしているのか分からない21世紀。「あなたの夢はなんですか」と問いたい。その前に僕の夢は?。「僕の夢?何だろう?分かりません。」ああああ、悲しいかな僕。
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