umityanの日記
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| 2002年07月30日(火) |
上機嫌な一夜でした。 |
上機嫌な一夜でした。 at 2002 07/30 12:59 編集
昨夜は、ふとした縁で知り合った大学の後輩と一献かたむけた。いろいろと話を聞いて見ると、僕と近い境遇で、「へえーーー」と驚くばかり。おまけに、僕の若い頃を彷彿とさせるような二枚目。おそらく女性がほおって置かないだろうと思いきや、そうでもなさそう。あまり関心がないと言う。うんんん、この辺は僕と大違いか?。世の中って不思議なものだと、あらためて感じた。ところで、意気投合して何件はしごしただろうか?。数えてみると5件だった。よくもまああ、こんなに行ったものだ。どこの店でも長くて一時間程度だから、まあ、「カエルの行水」ってところだから、件数はあまり関係ないか?。それはそうと、後輩は、酒も強い。色白の顔は一向に赤くならず、「けろっつ」としている。いやはや、僕のほうがダウンしそうだ。ちょっくら歌でも歌って酔いを醒ますか、ということで、点数がでる、カラオケスナックへ彼を誘った。ここは以前90点以上の点数をたたき出して、無料ボトルをせしめた店である。もう随分とご無沙汰していたから、今日あたり再挑戦しても、ママに嫌われることもなかろうと、勇んで出かけた。店はすいていた。キープのボトルも底をつきかけていたので、早速挑戦。まず後輩が得意中の得意を歌いだしたが、なんと、ママはかれの自信たっぷりの様子を警戒したのか、「最初は予行演習ね」と言って、点数を出さなかった。「あれれっつ」と思ったが、まああ仕方がない。それじゃああ、この僕がと、きおい立って、ツノダヒロさんの「メリジェーン」で挑戦した。この歌は今まで85点から90点未満ばかりで、いつも涙を飲んでいた曲である。僕の美声がスナックの壁にこだまし、いい感じで歌い終えた。自分で言うのもおかしいが、英語の発音も見事。誰も言ってくれないので自分で言ってしまった。さあああああ何点か?「わおーーーっつ。ありゃ86点だ。情けないーーー」。残念でした。百円玉の目を持ったママが嬉しそうに笑った。「よし今度は僕」と言って、後輩が再挑戦。見事だ。うまい。ママの目もいつになく険しそう。三人の審査員の点数が表示された。うんんん、どうも80点代で終りそうな気配。前年ながら僕と同じ86点だった。「あーあっつ。今日は敗退か?」と思ったが、あきらめないところが僕のいいところ。捨て身で、時期尚早とは思ったが、「聖夜ーーきよしこの夜」のクリスマスソングを注文した。僕の大好きな曲で、三番が英語である。「サイレン・ナイッ。ホーリナイト・・・・・・」。確かなイングリッシュが、カカウンターの空気を震わした。ほれぼれするような美声。自分で酔ってどうするのか?。見事、歌いきった。一瞬、静寂が流れた。「ジャジャーーーン」と言って、点数が出始めた。なななんんんと、90、90、96。平均で92点だ。僕の顔は、「わおーーーーーーーーーっつ」と、驚きの奇声が。ママは「うわーーーーーーーん。やられた」って、苦虫をつぶしていた。こう書くとママの名誉にもかかわるので、正直に書くと、さすがママさんは太っ腹。久々のヒットに心から喜んでくれた。ただ、最後の一言が効けたねええ。「次回からは違う歌で挑戦よ」ときた。確かにママの言うとおりだ。僕達は「はいはい」と素直に言って、気持ちよく店を後にした。時間は午前一時を回ろうとしていた。後輩との再会を誓い代行車で帰還した。生きとし生けるもの、いかでか歌を歌わざらん。上機嫌な一夜でした。
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