umityanの日記
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2002年09月12日(木) あの大惨事から一年

あの大惨事から一年。
at 2002 09/12 11:33 編集

昨年の九月十一日、忘れようにも、忘れることの出来ない大惨事が起きた。テロリストによってハイジャックされた飛行機が世界貿易センタービルに激突した。、世界の象徴として権威を誇っていたビルが、砂上の楼閣のように、あれよ、あれよと崩れ落ちた。なんと言うことだ。何故だ?。定かには信じられない光景。映画を見ているのかとわが目を疑ったが、これは真実だった。何千人という人が亡くなった。昨夜、ビルの内部に潜入していたカメラがとらえた映像が独占放映されていた。消防士たちの姿を追った映像だった。あまりにも無残。見るに耐えなかった。どんな大義名分をもってしても、人が無差別に善意の第三者を殺りくすることなんて許されないことだ。宗教の違い、人種の違い。それが一体何だと言うのか。「あなたには分からない奥深いものがある」と言われれば、それまでだが。何十億年も前に、生命がこの地上に降りたったときは、皆、同類ではなかったか。発展に違いがあろうと、貧困があろうと、人類は助け合って生きてこそ、地球に生存している意味があるというもの。昨夜、テレビでアンケートをとっていた。その質問の一つに、「アメリカはアフガンより価値があるか?」というようなことを聞いていた。質問の真意がよく分からなかったが、価値がある?価値がない?。何という、おろかなくだらない質問かと思った。
今、いろんな意味で、正義が問われている。テロリストにはテロリストの正義があり、アメリカにはアメリカの正義がある。どちらの正義も正しいことのように見える。だからと言って、正義という名の下で、テロも戦争も許されていいのだろうか?。どちらも「否」である。しからばどうすれば、世界に平和と秩序をとりもどすことができるのだろうか?。分からない。国連という機構があるが、これも、大国主義の思惑で左右されたら、何の意味ももたない。日本の総理が、今北朝鮮へ赴き対話を試みようとしている。画期的なことだ。面と向かえば、いくばくかでも心を通い合わせることは出来るだろう。固く手を握り合うこともできるはずだ。やはり、対話しかないのかもしれない。アメリカのブッシュさんも、テロリストとの対話を徹底的に試みることは出来ないものだろうか。今はもう、その道は残されていないのだろうか?。ただ、ひたすら思っている。地球が滅びていく姿だけは見たくないと。そう強く願うだけだ。


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