umityanの日記
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| 2003年03月06日(木) |
「おくゆかしさ」はどこへ行った? |
「おくゆかしさ」はどこへ行った? at 2003 03/06 12:26 編集
みぞれが落ち、風が舞う。いやああ、今日も寒い。もうそろそろ、温風ヒーターもいらないかなああと、思っていたところ、なんのその。そく、灯油を仕入れにスタンドへ。
「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものだ。みごとに、季節を言い表している。 平安、奈良の貴族は、こういう季節を肌で身近に感じながら、恋歌をたくさんこしらえたのだろう。それにしても、歌で、思いを告げる方法って、なかなかしゃれていると思う。
最近は、携帯電話で、恋も愛もちょちょいのちょいと成功したり、失敗したりする。超便利で合理的になった。平安の貴族たちが現代にタイムスリップしたらどうなるか?。携帯電話に写っている、いとしい人の笑顔を見て、「わおーーーつ、おまろは目が、いとおかし」と叫ぶだろうか?。あるいは、携帯電話に向かって、「まろをかどわす、物の怪よ!!」とか何とか叫んで、携帯電話を放り投げるかもしれない。
最近、どこを見回しても、「おくゆかしさ」がなくなったように感じる。恋文を短歌で贈るのも、実におくゆかしい。学生時代に国語で「古典」を習ったが、そのときは、昔の人って、恋の一つを告げるのも大変だったのだなあと思ったものだ。
そう思っていた僕も今は何故か、「おくゆかしさ」を求めるようになった。文明の利器に飽き飽きしたと言うわけではないが、なんとなく、おくゆかしさに惹かれるのだ。
こういうことを、ばあやに言うと、「お坊ちゃま、それやあ、お歳ですよ」という返事が返ってくること間違いなしだ。僕はすかさず答えるだろう。「そりゃああ違いますよ。僕の頭が高尚なだけなんですよ」と。うんんんん、これは苦しい言い訳かもしれない。
まああ、そんなことはどうでもいいのだがが、今、世の中にかけているもの。それは政治の世界であれ、経済の社会であれ、男女の仲であれ、人間の「おくゆかしさ」というものではないだろうか。
仕事もせずに朝から変なことを考えてしまった。この、みぞれ混じりの天気がいけないのだろう。
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