umityanの日記
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2003年12月03日(水) 独身五日目。


独身五日目。
at 2003 12/03 10:12 編集

独身生活、五日目。このくらいになると、何が一番足りないかと言うことが分かってくる。金ではない。食べ物か?。これもちがう。うんんん、何といっても、やはり、「会話」である。人間の生の声である。

テレビを見ていても、自分が会話しているわけではない。周りにはうつろな空間しかない。誰もいないのだ。これほど、つまらないことがあろうか?。こんなときは、本来なら嫌いであるが、猫でもいればまだましである。ごめん。猫に失礼だったか?。(人間って、本当に現金な動物だぜ)。

僕は昔、南海の孤島へ行って、満天の星空を眺めながら、自給自足の人生を過ごせたら最高にいいだろうと、思ったことがあった。
又、南海の孤島とまでは行かなくても、どこか山奥で、小川が流れていて、そこに小屋を建てて、天気が良いときは川で釣り糸をたれ、もしくは畑を耕し、雨のときは、コーヒーでもすすりながら読書三昧。わおーーーーつ、最高に最高だと思っていたことがあった。

しかるに、今こうやって、一人でいると、その考えは、甘ったれた机上の空論であり、空想世界での話であると言うことに気がついたのだ。情けないことだ。

都会は孤独だという。確かにそうだ。いくら人がたくさん歩いていようとも、そのほとんどの人との知己、交わりはない。要するに、ぜんまい仕掛けのロボットが騒々しい喧騒の街中を行き交っているだけ。そこにあるのは孤独だけ。まあ、音やネオンの灯火があるだけでも幸いか。

田舎での孤独はそうはいかない。まず、人がいない。あまりに静寂すぎて、会話もない。音もしない。これじゃあああ、まいってしまう。「たった、五日の孤独で、甘ったれたことをいいなさんな」と怒鳴られそうだが。お坊ちゃま育ちの僕には耐えられない。
なんか、こう自分で書くと嘘に聞こえてしまう。

もちろん、それくらいのことは分かっている。ぼくが言いたいのは、「僕以上に、孤独を抱えた人がたくさんいて、じっと耐えて生きているんだろうなあーーー」という思いである。

朝から、悲観論的な話になった。今日の天気はいいぞ。ただ、ちょっぴり寒い。いつもは事務室の窓から元気そうに見えるソテツ木が、今日は心なしか悲しそうだ。僕の心みたいだ。

うんんんん、この師走にセンチメンタルに浸っている場合ではなかった。やがて、パートさんがやってくる。さああ、遅ればせながらの朝食だ。今日は面倒くさいので、サンドイッチとミルクという、素朴な軽食で済まそう。

とりもなおさず、甘ったれた心を引き締めて今日を生きるしかない。



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