umityanの日記
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| 2004年02月26日(木) |
遺品整理も、ハプニングがあって面白い。 |
遺品整理も、ハプニングがあって面白い。 at 2004 02/26 12:32 編集
ここ一週間、日記から遠ざかっていた。とりとめて理由はない。あえて言えば、世の中、暗い話、暗いことばかりで、愉快に何かを語る気が起きなかったからだ。
最近の僕といえば、もっぱら、屋内外の作業に明け暮れていた。作業と言うのは、仕事ではなくて(仕事は閑古鳥が鳴いている)、亡くなったばあ様の荷物の整理である。
ばあ様専用の部屋に入ると、所狭しと荷物の山。整理ダンス、洋服ダンス、衣類ケース、エトセトラ。なおかつ、押入れもびっしりと、なにか怪しげな荷物で一杯だ。90年もの長きにわたる人生の思い出。そう簡単に、踏み込めないように、バリケードが張ってあるみたいだ。「まだ、おまえらの、手にはふれさせない」と言っているようだ。もうそろそろ、その呪縛から解放されてもいいだろう。
まずは部屋の中の身近な所からせめて、奥の間へ突き進むことに決定。山の神は、さすがに、おお山の神の子。いかにも感慨深げに、時折、手を止めて、品々に見入っていた。まああ、これもしかたがない。
でてくるわ、でてくるわ。ガラクタと古着と、昔の便利商品と・・・・、ありとあらゆるものが。あげれば枚挙にいとまがない。二度と使わないようなものでも、大事にしまいこんである。如何せん、どんなに新品のものでも、時がそれを朽ちさせてしまうものだ。今となっては、「もったいない、もったいない」では片がつかない。思い切って、不用品のコーナーへ。
ふと、思ったが、男と女は一体、どちらが思いっきりがいいのだろうかって。うんんんん、これは難しいテーマだ。要するにケースバイケースってところか。不用品コーナーへと思ったものが、保存コーナーへ。 僕にとっては残しておいてよさそうなものでも、山の神は、惜しげもなく、不用品コーナーへ投げ入れる。まあ、相続権のない僕は黙って従うだけだ。僕は呆然としながら、たまっていく不用品を眺めては、外へ運び出す役目。「よいこら、よいこら・・」。ご養子様はつらいぜ・・・・。
ま、嘆いても仕方がないが、昔の物を整理することは楽しい一面もある、なななんんと、昔のお札とか小銭が、あちこちから出没するのだ。ばあ様も考えたことよ。ひと所に置いていたら、危うしと考えたのか、あちこちの片隅から、袋や財布に入った小銭が出てきたのだ。おっと、ここにもあった。あっつ、ここにも。あたかも、ばあ様は荷物を片つける喜びを教えてくれているかのようだ。ただ、ばあ様は晩年になると、それをどこにしまいこんだかも忘れてしまっていたようだ。時々、押入れのあちこちを散策していたことがあった。
五円、十円、百円、五百円硬貨に混じって。寛永通宝やら大昔の古銭まででてきた。なおかつ、昔の百円札やら十円札。「わおーーーーーーつ、珍しいぜ」と僕は大喜び。
ここで、一言、太っ腹の山ノ神曰く。「これらは、皆、あんたにあげる」。「うそーーーー、本当ーーーー?。うええええええーーーーーん。涙がちょちょぎれるぜー」。僕はにんまり笑って、山の神が後悔の念をおこすまえに、そそくさと、ビニール袋へしまいこんで、我が書斎へ運んだ。
僕もさるものひっかくものだ。僕の脳裏には既に、あるよからぬ計画が。まずは、使えそうな小銭を袋に詰めて、暇なときに我が預金通帳にいれこんでしまおうという、小心者の考えだ。見事、先日それを実行するから僕も偉いもの。三万円近くのこずかいに預かることが出来た。たまには、先祖の大掃除もすべきだぜ。
おっと、我が愚行を書くこともなかったか。そろそろ、午後の外出の準備をしなくてはならない。いずれ、この結末をかくことにしよう。まだ、整理が終わってはいないからだ。
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