umityanの日記
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お盆が近まった。 at 2004 08/09 12:11 編集
いよいよお盆が近まった。正月と並んで年中行事の一つ。正月は一年の罪を懺悔し、再出発しようというけじめの日。一方、お盆は、先祖のおかげで、今、自分がこうやって幸せに暮らしていますと、感謝の念をあらわす行事である。
ちなみに、我が家は今年は初盆。ばあ様が昨年暮れに亡くなった。90歳と言う高齢だった。特に手をとることもなく、気丈に淡々と生きたばあ様。思えば、僕はいつも先代と比較され、小言ばかり言われてきたような気がする。それもそうだろう。先代は明治生まれの気骨もの。もう、17年前に亡くなったが。僕は軟弱な戦後っ子。「時代が違いまっせ」と言いたいところだが、それもかなわず、ただ、我が流で黙々と生きてきた。「はい。はい。」と従うしか術がないではないか。
自己を弁護するわけではないが、一応、僕も都会と称されるコンクリートジャングルの一角で、サラリーマン生活を送った。当時は高度成長の真っ盛り。企業戦士の端くれとして社会発展の一端を担っていたわけだ。いくたびかの挫折の末、下野し先代の後を継ぐことになった。僕にとってはこれがよかったのだろう。
先代亡き後、ばあ様に仕えた。というより、ばあ様の豊富な経験と知恵により、僕も今日があるわけだ。ばあ様に足を向けて眠れないのは当然だ。ばあ様が使っていた部屋を跡形もなく整理し、今は隠れ部屋として使っているが、どうも、その部屋では落ち着いて横になれない。まだ、ばあ様の魂が宿っていそうな気がして、実は怖いのである。
かくして、早めに座敷の一角に盆飾りを備え付けた。三段のひな壇に、お位牌やお供物や、花などを供えて、盆ちょうちんを置いた。夜にちょうちんの明かりを灯すと、きれいである。我が家に戻ってくるとき暗かったら、道に迷うかもしれないから、できるだけ明るくしたほうがいいのだろう。
「うらめしやーーーー。わたしの言いつけを守っておんしゃるかい?」とかなんとか、来る早々、言われたら、僕は腰を抜かして、「もももも、もちろんですう」と答えるしかないだろう。いやあ、実際、ばあ様の亡き後は、娑婆世界も風当たりが強くなり、そのしがらみ対策に翻弄している毎日である。ただ、お目付け役がいなくなったことで、自由を謳歌しうる時間ができたことは幸いだが。
いずれにしても、この時期は日本人、皆が一応に先祖に感謝する日。なおかつ、8月は終戦記念日、原爆投下が二つもあった月。ただただ、先人の功績に感謝すると同時に、二度と戦争を起こさない、行わないという誓いの月でもあるのだ。 いまなお世界の各地で紛争が絶え間なく続いているが、実に悲しいことである。
お盆を迎えるにあたって、正月とはまた違った気持ちで、静かに仏様に合唱しよう。 先祖への感謝と、世界の紛争の終結を願って・・・・。
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