umityanの日記
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2004年08月20日(金) 団扇の思い出

団扇の思い出
at 2004 08/20 16:30 編集

長年、使い慣れたクーラーが、突然、故障した。とういうより、もう寿命だろう?。最近、冷房にしていても、生ぬるい風しかでてこない状態だった。中のフィルターを清掃したが効果なし。

というわけで、今朝は9時から、クーラーを交換した。前のクーラーは、よくぞ、今まで、がんばってくれたものだ。感謝、感謝である。ようやく、工事も終了し、快適空間の中で、この文章をしたためている。

考えてみれば、昔はクーラーなんてなし。せいぜい、扇風機か団扇だった。もちろん、今でも扇風機は使っているが、どことなく、お荷物状態。団扇は?といえば、戸棚のすみに、埃をかぶって出番を待っていたが、今年は活躍の場もなかった。

団扇には結構、思い出がある。小さい頃、よく縁側に陣取って、夜空を眺めながら、パタパタと扇いでいた。時折、蚊が丸刈りの頭にとまると、団扇で「バシッ」とやる。見事、逃げられて、何度も悔しい思いをした。また、遊び道具として、飛行機みたいに、飛ばしたこともあった。障子なんか破って、母に怒られたこともたびたび。

団扇が最高に輝きを増すというか、似合うのは、なんと言っても、浴衣とセットになったときである。庭先での花火、河川敷での花火大会、盆踊り、祭り等、団扇があると、妙に様になる。いわゆる、日本独特の風情ということになるか。

ただ、男にとって団扇は、ファッション性より、むしろ、すててこを穿いた、下町のおっさんに、相応しいというイメージがあるが、女性が持つと、これは立派なファッションである。じゃじゃ馬娘も、浴衣に団扇となれば、しとやかなお嬢さんに変身するから不思議である。角隠し的効果があるのか?。いまだ、なぞである。

僕が団扇に抱くあこがれのイメージは、よからぬ考えかもしれないが、どこか、庭つき料亭の一角で、美しい和服姿の女性に、後ろからそっと、団扇であおいでもらいながら、「○○さああーーーん。今宵も月がきれいねーーー」とかなんとか言われながら談笑し、グラスを傾けるときかもしれない。これに勝る至福の時はないだろう。

僕は思わず、悪魔の手を彼女にむけると、「あら、駄目よ・・・・」と、軽くいなされてしまう。もしくは、団扇で「ぽん」と、手をたたかれてしまう。まさか、「待ってました」という人はいないだろう。僕は素直である。「あっ、そうだよね。ごめん、ごめん・・・」とかなんとか言って、その場をとりつくろうしかない。それでも、こういう状況は男にとって、最高に幸せなときでである。団扇のとりもつ縁も、捨てたものではない。

長年、夢見ているが、まだ、こういう状況に遭遇したことはない。誰かにこの話をすると、「あんた、ロマンティックねーーー。いまどき、そんな女性なんていないわよ」とか言われてしまう。僕は、「そんなことはない」と、真顔で反論する。

昨今の、索漠とした世情にあっては、こういう、のんびりした一時に、身を投じるのもいいだろう。たとえ、刹那ではあっても・・・・。




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