umityanの日記
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今日は久々に遠出の出張だった。遠出といっても、隣の県にいるクライアントに会うために、ほぼ2時間ちょっとのドライブをしたわけだ。近い県とは言え、何年も足を運んでいなかったので、ナビを頼りに出かけたが、相変わらず方向音痴の僕。近くまで来ていても分からず、車を止めて、さる会社の事務のお姉さまに目的地の地図を書いてもらった次第。なんと、ほんの目の前が目的地だった。
正午に会って、昼食を招待された。300年以上は続いているという、老舗の料亭。昔は、遊郭だったとのこと。そこには、坂本竜馬が切りつけたという床の間の柱が、あたかも、何事も無かったかのごとく立っていた。その部屋で、昼食を食べるとは、ちょっと、恐れ多い気がしたが、今はもう歴史のかなた。おおよそ、50畳はあろうかと思われる広間に、ぽつん、ぽつんとテーブルが並べてある。客同士が不快感を感じない空間を演出してして、テーブルが置かれているのだろう?。さすがと思った。
クライアントは、夫婦で来ていた。予約のテーブルに陣取ったが、僕が座らされた場所は、正面が一面ガラス張りで、庭の風景が一望できる席。いやああ、なんと素敵なところだろう。風雨に耐えて生き延びてきた色んな樹木が、目に優しい緑を、生き生きと呈していた。僕の田舎でもこんな場所は少ない。和食のフルコースが設定してあった。たいした仕事もしないのに、こんな接待を受けて、面映い気がした。となれば、仕事に手を抜くわけには行かない。全身全霊で事にあたらねばと、気を引き締めた次第だ。
三人で楽しく会話をしながら、見事な料理に舌鼓をうった。仕事の依頼主は、生真面目な紳士。人生を家庭と仕事にささげてきたのだろう。それを立派に擁護してきたのが奥方だ。あるべき、夫婦増を垣間見た気がした。二人の顔にくもりのかけらも無かった。依頼主が最近、力を入れていると言う通信教育のレポートを見せてもらった。10枚以上にわたって、ある課題について書かれていた。僕にとっても、興味ある課題だ。今、ここでは内容については触れまい。
会食が終わり、その場で仕事の段取りをつけた。帰り際、車で名高い寺社仏閣を案内してくれた。僕の心は仕事を忘れ、歴史が残した遺産に、ただただ畏敬の念を禁じえなかった。先人達の英知が、まさに今という現実を具現している。先人達に感謝せねばなるまい。そう思える旅・・・おっと、仕事だった。
無事に仕事を終えて、クライアントと別れた。「ちょっくた遊んでいくか?」といいう、僕のよからぬ考えが、頭をもたげたが、別の理性がそれを制した。まずは安全に帰ること。それがクライアントに対する礼儀であると。そうと決まれば後は、高速にのるだけ。途中、パーキングエリアに寄り、眠気覚ましに、梅干を乾燥させて黒砂糖にまぶしたような食品を買った。これがすっぱいんだよなあーーー。でもうまい。もひとつ、買ったもぼがある。「ありゃああ、こんなところでも売っているぜ」と、手に取ったものは、綾小路君麻呂さんの初版のCD。二作目は持っているが、一作目は人にやってしまった。再度、購入し高速を笑い転げながら、無事に帰還した。 事故でも起こしていたら、礼儀も台無しになるところだった。
まずはめでたし。めでたしだ。旅はやはりいいもんだーーーー。
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