大 将 日 記
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2005年01月27日(木) 天に星 地に花 人に愛を

今日は久しぶりに完全オフな一日でして、Key Stationや『泣いた赤鬼』の稽古も
人と逢う約束も買い物に出掛ける予定もな〜んにも無い今月最後のお休みでした。
今月最後と言うくらいですから、もう2月までお休みは無い訳なんですが、2月は
2月でいつから休みか未だに解らないので、今日は本当に休みました。
朝は午前11時までしっかり寝ていましたし、昼過ぎまでボケーっと出来ました。
いやいやそれでも完全オフの日にやりたい事があったので、今日は完璧にそれを楽
しませて頂きました。

昨年、ワーナーブラザーズ配給で公開されたとある映画をずっと観たかったので、
近所のレンタルDVD屋さんで借りて来てみようと思ったのですが、あれだけ話題
になった映画が全然見付からなくて店内をウロウロしていたら、店の一角にその映
画のコーナーが出来ていて、全部そこに置かれていたんです。いやぁ驚きました。
私が観たかった作品、映画としては昨年初めて公開されたのですが、かつては一世
を風靡した作品なんです。そう、初めて観たのはもう30年も前の事でした・・・


ある時は華麗なバイクレーサー

ある時は木更津の婦人警官

ある時は路上で唄う女性シンガー

ある時は極普通の派遣OL


ワーナーブラザーズ配給で『木更津』って? 実は邦画なんですよ。



果たしてその実態は!! ←ここをクリック

一応、解ってても上をクリックしてから下に進んで下さいね。
Flashを利用しているHPなので、Key StationのHPと一緒では音が出ません。
一度Key StationのHPを閉じて、新たなウインドウの更新ボタンを押して下さい。




































そう、1970年代に小学生時代を過ごした男性諸氏なら絶対にファンになってし
まった事がある『キューティーハニー』でした。

本当は映画館で観たかったのですが、当時は休みは全て船橋市民ミュージカルの稽
古を中心のスケジュールになっていたので観に行けなかったんですよ。
別に佐藤江梨子が好きな訳でもなんでも無く、逆にハニーを演じたからサトエリを
覚えたって感じの私ですから、本当に『キューティーハニー』が大好きなんですよ。
まあ昔から私を知っている人は「また始まった」としか思ってくれないでしょうけ
れど、以前パソコン通信をやっていた時は『キューティーハニー』について長々と
論文を書いたものでした。

実は現在『キューティーハニー』は5代目まで来ています。
初代は皆さんの間では『ルパン三世』の峰不二子の声優で有名な増山江威子さんが
担当していたんですよ。この最初の『キューティーハニー』は、1973年から半
年間テレビで放映されて、爆発的なヒットをして何度も何度も再放送されましたか
ら、若い方でも見た事があると思います。
そしてその最初の『キューティーハニー』放送終了してから、なんと20年間もの
間『キューティーハニー』は新作が作られる事が無かった。それはやはり過激な女
性の裸体描写と言うハードルがあったから共考えられます。
『キューティーハニー』の原作は永井豪と言う漫画家さんで、他の代表作には『マ
ジンカーZ』や『デビルマン』等があります。この両作品共アニメ化されてはいま
すが、どちらもそんなにキツイ女性の裸体描写は無く普通に当時一家に一台しかテ
レビの無かった時代でも家族で見られるアニメでしたが、これ以外の永井豪作品は
いろんな面で下ネタ系が多くてお茶の間で楽しく見られるような物は無かったんで
すよ。しかし『キューティーハニー』は『ルパン三世』に匹敵するような人気があ
った訳ですから、今『ルパン三世』は毎年新作をテレビで発表しているのに、『キ
ューティーハニー』はなかなかそう言う特番として扱ってくれないのは悲しい事で
す。そう言えばパチンコ台にすらなって無いですよねぇ。不思議だわ。

で、最初の『キューティーハニー』放送終了から20年後にOVAで『新キューテ
ィーハニー』が発表されました。
私はこの『新キューティーハニー』が発表されると聞いた時はとても嬉しくて、す
ぐにレンタル屋さんで借りて来て全8話を見た覚えがあります。当時は妹からも馬
鹿にされつつ見ていたんですが、初代の時よりも動きがしなやかだしストーリーが
面白いしで大満足をした覚えがあります。
そして今から7年前に発表された第3段で再びハニーはテレビの世界に戻って来ま
した。『キューティーハニーF』と言う『セーラームーン』の流れを引き継いだ女
の子向けアニメだったのですが、まあこれは本当に我々にはウケなかったですねぇ。
でも当時の女の子達には随分と人気があったようで、当時経営していた魚屋には『キ
ューティーハニーF』のキャラクターシューズや洋服を身に着けている子供が多か
ったですね。しかもテレビ放映は1年間も続いたんですから凄いもんです。

そして昨年、4作品目となる『キューティーハニー』が佐藤江梨子主演で映画とし
て公開された訳でして、サトエリは4代目ハニーを襲名した訳です。
この映画は全編実写と言う訳ではありませんし、アニメ映画と呼べる筈も無く、本
当に新しい形の映画だなぁと思いましたが、映画としての質はどうあれ私みたいな
純粋な『キューティーハニー』ファンにはとても楽しめる作品になっていました。

えっ? サトエリが4代目なのに、さっき5代目まで行ってると書いたって?

そうなんです。実はこの映画にはアニメとしての前提が有ったのです。恥ずかしい
話し、『キューティーハニー』ファンを自称する私もこれは今日まで知らなかった
のです。それが今日、レンタル屋さんに行くとその新しい『キューティーハニー』
と一緒にコーナー化されていたんですよ。タイトルは『Re:キューティーハニー』。
まあ最近の流行でしょうかレスポンスみたいな意味合いで作られたみたいですが、
映画の『キューティーハニー』とリンクしていてこちらも本当に楽しめました。全
3話と短いのですが、それがまたなんか次回作を期待するファン心理を上手く突い
てるような気がします。

と言う訳で、私は今日4枚のDVDを見て楽しんだ訳です。

映画も最新『Re:キューティーハニー』も、どちらも監督は『エバンゲリオン』で
その名を全世界に広めた庵野秀明。私と同年代(監督の方がチョット年上)の彼の
手に掛かり見事に復活をした『キューティーハニー』は、やはり監督も幼少の頃に
見ていたとあって思い入れも強く感じるし、なにより私達ファンから言わせてもら
うと【痒い所に手が届いてる】作品になっていた。

冒頭にも書いた通り、ハニーは七変化出来る能力と、人間と同じ感情を持つアンド
ロイドな訳だが、決め台詞は

ある時は華麗なバイクレーサー
ある時は木更津の婦人警官
ある時は路上で唄う女性シンガー
ある時は極普通の派遣OL

果たしてその実態は・・・


愛の戦士
キューティーハニーさ




と言う通り、本当にこの映画と新作は【愛の戦士】と言うテーマをとても大事に作
っていたと感じます。で、今日の日記タイトルも今回の決め台詞に多用されていて
好きだったので使わせて頂きました。

そして今はこの5代目作品も話しが完結して終わっていますが、今まで一度も主題
歌が変わらないと言うのも凄い事だと思います。

では最後に、サトエリ主演の映画と『Re:キューティーハニー』共通で使用された
主題歌を、『Re:キューティーハニー』の映像と共にお楽しみ下さい。


キューティーハニー ←ここをクリック

こちらも、Key StationのHPと一緒では音が出ません。
一度Key StationのHPを閉じて、再生ボタンを押し直して下さい。




うまく映像が見られない方は、こちらから公式HPに入ってMOVEコーナーから見ら
れます。お楽しみ下さい。


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