大 将 日 記
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2005年03月28日(月) 泣いた赤鬼 無事終了致しました!

宮本みんなのミュージカル『泣いた赤鬼』が昨日本番を迎え、本当に大勢のお客様
にお越し頂きまして誠にありがとうございます。途中途中、出演者達は間違えた所
も私を含めございましたが、ほぼ大成功だったと言って良いでしょう。何より皆様
から、市民ミュージカル『金の船銀の橋』から比べて私の演技が向上したとお褒め
の言葉を多数賜りまして、これは素直に嬉しい限りでございます。
赤鬼が最後に獣のように泣き叫ぶシーンでは、客席からのすすり泣きが聞こえて来
て、これは役者冥利に尽きると思いましたね。妹や中間達も最後のシーンは自分の
身内が演技しているのが解っていても涙が出て来たと言ってくれましたから、只の
学芸会にはならずに済んだと胸を撫で下ろしています。
今考えてみれば、昨年末に最初の稽古を始めた時はどうなる事かと心配も致しまし
たが、子供達が本当に凄く頑張ってくれて、素晴らしい舞台になりました。

「良い作品は映画でもドラマでも『えっ、もう終わり?』と思ってしまうが、つま
らない作品は『まだ続くのぉ』と途中で飽きてしまう。今回の泣いた赤鬼は正直に
お世辞抜きでもっと見たかった。後に凄い余韻を残して終わったので、とても心地
良かった」

と、ある方が誉めて下さいました。
確かに演出家の意図とは違い、かなり早目に終わってしまったので出演者達も驚い
たのですが、演出家と出演者が共同で思考錯誤しながらひとつの大きな物を作り上
げた達成感を評価してくれる言葉としては勿体無い位の言葉を頂いたと思います。
そして今回も沢山のスタッフとボランティアの人達に支えられて出来あがったお芝
居でした。Key Stationからも夕鶴みき、坂田二郎、高木正晃の3人が手伝ってくれ、
坂田&高木に至っては同時上演の『ピノキオ』に急遽出演してしまうくらいでした。
残念な事に我々『赤鬼組』は『ピノキオ』の本番を観る事が出来なかったのですが、
この坂田&高木の出演シーンはドタバタの喜劇を勝手に作ってしまい、いい感じで
ウケていたそうなので良かったです。

今回の『泣いた赤鬼』の出演者はいろんな思いを胸に稽古を繰り返して来ました。
その出演者達の思いを今この場で記すのは差し控えさせて頂きますが、その子供達
と良い仲間意識、良いチームワークを作り上げられた事は、出演者の年長者として
のお役は果たせたかなぁと思っております。

今回の『泣いた赤鬼』のメイン出演者は全員『金の船銀の橋』で共演している人達
でした。特に守屋パトリシアとは前作出演の時からとても仲良くして貰っていまし
たが、底抜けに明るいパトでもナーバスになる時はあるもので、普段はこの日記に
以前載せた動画のようにいつもムードメーカー的存在で盛り上げてくれていたので
すが、我々が出演前に精神集中して黙ってしまうのとは逆に、パトは緊張から緩和
された後にとてもナーバスになってしまう、つまり本番が終わった後のパトには近
寄り難い雰囲気がありました。その代わりに本番前と打ち上げでのテンションの高
さは、もう手がつけられない程でしたね。
一方、野島萌子とは今作品の稽古の時、何度と無く私の車で送り迎えをしてあげた
のですが、とてもお笑い好きだと言う事が解り、凄く親近感を抱きました。そして
Key Stationにはとても興味を示してくれて、今度いつか稽古場に遊びに来ると言う
約束もしたくらいです。
木下皓太とは、−やはり前作から仲良くしていたのですが、今回も前作同様に緊張
する事無く、舞台本番で二人で息の合ったアドリブが出来、それがまたウケてくれ
たので気分が良かったです。

今回の作品で、観に来てくれたお客様が随分と私の赤鬼役を誉めて下さいましたが、
裏方スタッフに感謝をしているのは勿論の事なんですが、今回は特に共演した8人
の子供達に大感謝致しております。他の子供達とも上手く行ったのかもしれません
が、このメンバーだったからこそ私の赤鬼を上手に引き立たせてくれたのかもしれ
ません。その事に私は大いに感謝致しております。

舞台終了後、客席に降りていろんなお客様と触れ合う中で、とても懐かしい顔に出
会えました。古くから南風日記を読んで下さっている方にも懐かしいと思う2人の
女の子でした。

チョットこの写真をご覧下さい。



これは丁度今から2年前、2003年3月21日に谷津で私が魚屋を営んでいた時、
と言ってもこの1ヶ月後に閉店したんですが、この日に近所の谷津南保育園を卒園
して、その卒園式の後に掛けつけてくれたエリちゃん(左)とユッコちゃん(右)。
この2人は本当に毎日毎日、ウチの魚屋に遊びに来てくれて、とても仲良しでした。
その2人がなんと客席に居たんです!!
いろんな人に来て貰えて嬉しかったんですが、本当にこの2人と2年振りに再会出
来たのはとてもとても嬉しかったですよ。
思わず他のお客様を無視して、この2人とコスチュームのまま写真を撮ってしまい
ました。



2年前みたいに2人を一緒に抱え上げる事は出来ませんでしたが、この4月から3
年生になる2人に逢えたのは嬉しかったです。
おそらくこのHPも観て頂けてるものだと思いますので、改めてお礼申し上げます。

さて、打ち上げも終わりいつもの4人(皓太、萌子、笠井、私)で京成大神宮下駅
に向かう途中の事でした。

私はここ一番の時にはなるべく船橋大神宮でお参りをするようにしています。勿論
昨日の朝も8時前に一人でお参りをして来ましたがその時は全然気が付かなかった
のですが、帰りに境内の染井吉野1本だけが開花して見事に七分咲きの花を我々に
見せてくれました。

「またいつか再演するから、その時はまたお願いします」

と言う真祐みちこ先生の言葉をありがたく頂戴し、このメンバーでの再演と再会を
いつの日か実現する時まで、もっともっと芸に磨きをかけて精進したいと思います。

Key StationのHPで、昨日の赤鬼の舞台裏写真を掲載しています。
そして、今回の『赤鬼』での最後の動画をアップ致します。
本番終了後に、一時間後のフィナーレの出番を楽屋で待つ木の妖精達7人。
守屋パトリシア、野島萌子、岡田倫枝、新井ゆかり、岩崎結衣、福満美帆、山口智子。
そして最後にもう一度守屋パトリシアが登場します。

この時のパトは、かなり治ったのですがまだ少しナーバスになっていました。

今日の動画 ←ここをクリック


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