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あやぽん、次々と試験に落ち続け 今日、最後の発表があり、浪人が決定した。
まだ、受験できる大学もあるのだが 本人の意思により、今から受験できる大学には行きたくないとのことで 進学先は代々●ゼミナールである。
この一ヶ月弱 いろんなことがあった。 親というのは、子どもに泣かれるのが何より辛いらしい。 『泣く子と地頭には・・・』と言われた時代もその前も 親というのは、そういうものなのだろう。
試験の結果を聞いても 彼女が案外平気な時は私も平気なのだ。 彼女が落ち込み、途方に暮れていると 私もどうしていいかわからなくなる。
昨日は、ほぼ全滅が決定していたので 予備校の授業料を払いに行き 帰りには、卒業式用の服を買い、春からの私服も若干買った。 「こんなにしてもらって申し訳ないね」そう言うあやぽんが、また不憫に思え 「なんだか虚しいよね」などと言われて私も落ち込み それでも、なんとか気に入った服を買った頃には 春からの生活に向けて、気分が上向いた。
が。 万が一、という期待が 今朝、ものの見事に崩れ落ち 暗い気持ちを抱えたまま、あやぽんは 以前から約束してあったお友達との待ち合わせ場所に出かけて行った。 「がっかりして、車にぶつかったりしないように、気をつけて行きなさいよ」 と、声をかけたが、その後ろ姿が、どうにも切なかった。
私にとっても試練の数日だった。 幼稚園から一緒だったお友達は、すんなり内部進学をし お化粧の練習や車の免許取得など、大学生活に向けての準備に余念がない。 あやぽんだって、なんの無理もなく、ああできたのに・・・とは 思っても口にはできない。 もう、動き出してしまったのだから、前に進むしかないのだ。
どんなに苦しくても、とにかく進むしかない。 進まないことには、苦しい状況から抜け出せない。 本当に辛くて苦しいのはよくわかるが、もう、後戻りはできないのだ。 そう、娘にいい聞かせながら、出産の時を思い出した。
陣痛が始まって、もう産むしかないのに、あまりの苦しさに 「家に帰る!!!もう、いやだ!!!」と叫んだ25の私・・・。 その結果、世に生まれ出た我が娘と、今こうして苦楽を共にする。 なんだかなぁ。
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